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エピローグ 200313

まだ通院や薬の服用は続くものの、腎生検が終わった事で、去年夏から続いていた「余談ならぬ日々」は一先ずの終焉を迎えた。

3月13日のお昼は母のバースデーを祝い、夜は入院中見舞いにも来てくれた上海フレンドの誕生日会で、多くの上海フレンズと久しぶりに同じ時間を共有した。
再び一緒に母の誕生日を父と共に祝い、上海フレンズとは他愛もない話で馬鹿笑い。

手術当時は全く実感が無かったが、時間を経れば経るほどいつも通りの生活が戻ったことの奇跡が実はとんでもない奇跡なのだと思い知らされる。
今まで好き放題生きてきて、それ自体に後悔は無いのだが、過去を懐かしみ、過去の仲間と過去と同じように遊び飲むことにはもう心と身体がついていけなくなっている。
つまり、前を向いて新たな人生を謳歌することに時間を注ごうと、今は思っています。

そう思うことが出来れば、日々を大切に、幸せに有難みを感じながら生きていける。
それに気付かせてくれたのは腎臓を1つ失ってまで俺を生かしてくれた母だった。

改めてありがとう。

俺はこれから一生あなたの身体と生きていく。
悲しい人生にする訳には行かない。

そうやって暮らしていこうと思う。