捨てたもんじゃないもの 191215


有難いことに昨日今日とお見舞ラッシュだった。
オイラは基本人間不信な男なので、
入院前、同僚友人知人から「お見舞い行くよー」と言われても大抵は社交辞令だろうと受け止め、実際皆さん忙しいだろうし、殆ど誰も来てくれないだろうと思っていたのだけど、11月12日から今日までの間でこんなに沢山の人が来てくれる事がホントに予想外で嬉しいのであります。

ここ数年、日本でもたまにチャイナフレンズを集めて色々催しをやってきたお陰で自分には
「友達は多い人」というイメージがあるようだが、心の中で「それが何になるんだろう??」と思う事も実は多かったのです。
だけどこの1ヶ月の間で改めて思ったわ…。

「友人はやっぱり財産です」

理由としては以下の通り。

1. 会話をするだけで元気になる。
→特に手術の傷が原因でまだ病棟から出れない今、誰も来ず1人で病室で過ごしていたらどれだけ退屈で、気力が萎えることか。
退屈しのぎを通り越して元気まで貰えるのだから一石二鳥。

2. 笑うことはいい事だ
→手術や透析が続くと、とにかく無表情になる。無表情は無気力に繋がる。
ICUで2泊3日を過したが、あそこにいる患者達は重症と言うより生きる気力を失いかけてる人たちが殆どのように見えた。
あれでは治るものも治らないだろう。
だけど僕の場合、昨日今日のように友人が来てくれて世間話やバカ話をして笑うことが出来る。
少なくとも無気力とは無縁でいられている。
その点、僕は幸せ者です。

3. 完治へのモチベーション
→一緒に話したり笑ったりしていてもここは病院。また会うのなら次は病院じゃない場所の方がいいに決まっている。
元気な体で彼らとまた会いたい。
そう思うだけで回復は早まります。

以上、お見舞い効果についての考察なのであった。
でも現実的には退院後は、面会で貰ったお見舞い品のお返しで頭がパニックになる未来が待ってる可能性が高いのであったw

つづく

>>この時の気持ちは正に感無量。友人の存在がこんなにも有難く、力をくれる存在だとは知らなかった。
実際この頃以降、急激なスピードで回復していく。