腎移植の効果 191230


退院から5日が過ぎました。
いつの間にか朝に
「あらー小林さんいい血管してるわねぇw」
と言われながら看護婦から採血されるのが日常となっていたのだが、そんなのももう無いのかと思うとそれはそれで若干寂しい(^_^;

退院後もまだ暫くは要安静なのだが、我が身体は手術前とだいぶ変わってしまった。

1.肉が食べれるようになった
→実は入院前まではタンパク質を沢山摂ることを禁止されていたのだが、手術後は貧血気味になりタンパク分が不足するらしくタンパク質=米や肉を沢山食べていい、、いや食べなくてはならなくなった。
タンパク質がとれない=お腹いっぱいにならないという事だったのでこれはとっても有難い。

2.身体から痒みが消えた
→今まで夏は汗からくる痒み、冬は乾燥肌による痒みとフケ症に悩まされていたが、透析を始めた頃くらいからそれらが消えた。
痒みについては子供の頃から患っていたアトピー性皮膚炎の影響だと思っていたが、アトピー自体は実はほぼ治っていて、実は腎臓が弱っていて代謝の悪さから来るものだったのだと今になって知るに至る。

3.顔色
→これは見舞いに来てくれた友人の多くから言われたのだが、顔色が良くなったらしい。
じゃあ今まではどうだったのか?と聞くと
「ドス黒かった」とのこと…。
なお、「顔が良くなった」訳では無いのでそこまで開けっぴろげには喜べないのであったw

「腎臓の病は自覚症状がない」と入院前はよく書いていたが、実際はこの様に顔色の悪さや、身体の痒みと言った形でしっかり症状は現れていたのだ。
ただ、それらの感覚が自分の中で当たり前になってしまっていたので気づかなかった。
よく良く考えれば恐ろしい話だよな…(;´Д`A
「自分の身体のことは自分が1番よく知ってる」
と宣う人は多いと思うが(俺もそうだった)あれは嘘っぱち。
現実は
「自分の身体のことは自分が一番知らない」
のだ。この事は今後胸に刻み付けて生きていこうと思っている。

あとはもう少し体力が戻ればあっさり完全復活なんじゃないのか?…と思ったりするんだが、やはりそこはまだまだ無理できないのであった。

嗚呼、退院してもこの年末年始遊びに出歩けないなんて…(;´Д`A
それならやっぱり看護婦に血を吸い取られる毎日の方がマシだったんじゃないか?と贅沢な思い悩みをしながら、2019年も暮れていくのであった。

つづく

>>退院後も経過は良好。入院中は気づかなかったが、身体の痒みが消えていたのには驚いた。
そして顔色については会う人会う人皆から言われる。
自分の顔色なんて自分自身では分からないから、こういう言葉は素直に嬉しい。