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「SF・ホラー・短編」をキーワードに映画や小説の感想の備忘録を作成します。

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ホラー・映画 #3

どうもビビビです。今回は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を取り上げたいと思います。時間はたったの81分で、疲れた休日でもさっくり見られます。この映画の特徴は、なんといっても登場人物のリアリティ。確かにホラーには違いないのですが、企業戦士の諸兄には、登場人物の置かれた状況に同情して、ほろりとしてしまう所もあるのではないでしょうか。 この作品はPOV手法とモキュメンタリーの草分け的存在として1999年にアメリカで制作されました。技法ついては検索すれば詳細な説明がたくさん出てく

    • SF・短編 #2 カラー・アウト・オブ・スペース(「宇宙からの色」)

      どうもビビビです。みんな大好きH・P・ラヴクラフトの「宇宙からの色」が映画化!!前からレビューだけ見て気になっていましたが(キャラクターのアクが強くて主演のニコラス・ケイジが出てきただけで場内が笑に包まれるそうです)、ついに7/31からロードショー!! 映画は小説とはかなり設定が違うようですが、どういう展開になるのか楽しみです。映画版は見に行ってから書くとして、今回は小説「宇宙からの色」をご紹介したいと思います。まずはあらすじから。 あらすじ ダム建設の調査員である主人公

      • SF・短編 #1-3 愛撫

        どうもビビビです。本日はグレッグ・イーガン日本オリジナル短編集「しあわせの理由」ピックアップ第二弾、「愛撫」をご紹介します。 はい、読む前はもちろんそっちの意味だと思っていました。違いました。愛撫とは19世紀のベルギーの画家クノップフの「(スフィンクスの)愛撫」という絵画で、Wikipediaにも画像が載っている彼の代表作です。 美しい男女が頬を寄せ合う幻想的な絵画ですが、ここに登場する、体は獅子で頭部は女性のスフィンクスが実際に発見された、というところから物語は始まりま

        • SF・短編 #1-2 闇の中へ

          どうもビビビです。本日はグレッグ・イーガン日本オリジナル短編集「しあわせの理由」ピックアップ第一弾、「闇の中へ」をご紹介します。 ページ数は85ページでとってもライトに、でも内容はぎっちり。ただ、初見ではどういう状況設定なのかめっちゃわかりにくい。状況がわかるとストーリーがさらに面白くなりますので、今回はそれに絞ってお話ししたいと思います。 あらすじこの世界線には10年ほど前から謎のワームホールが出現する。それは平均して数十分存在した後、次の1秒後には世界のどこかに再出現

        ホラー・映画 #3

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        • 映画
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          SF・短編 #1-1 しあわせの理由

          どうもビビビです。今日ご紹介するのはSFが好きな人なら絶対大好きと言われるグレッグ・イーガンの短編集 その中でも大抵初心者におすすめされているのがこの「しあわせの理由」。こんな記事書いといてアレですが、なんせ私もSF初級者なので、一冊でSFのエキスをだくだく摂取できる短編は超おいしい。 今回は概要の紹介をして、次回以降私がおすすめしたい作品をもっと楽しく読むためのサポート的なものを書いていきたいと思います。 目次とあらすじ適切な愛 … 事故で瀕死の夫を蘇生させようとする

          SF・短編 #1-1 しあわせの理由

          SF・ホラー・短編 #0 気楽さ第一

          なぜこのジャンルかみなさんはじめまして、これから私はビビビと名乗ります。 このページに来られた方は「SF」「ホラー」「短編」のどれかに興味があって飛んでこられたものと思います。これから私はこの3つのジャンルを軸に本や映画の紹介をしていきたいなと考えています。 私がこの3つのジャンルを推す理由は、 ・SFやホラーは人間同士のしがらみが少ない ・短編は時間がなくても気軽に読める(観られる) つまり、現代社会の疲れた大人に優しい世界なのです。ファンタジーほど夢は見てられな

          SF・ホラー・短編 #0 気楽さ第一