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フェイク・ニュース | daily

環境のことを考えてゴミの排出量を減らすべくビニール袋が有料化されたわけですが、効果の程はどうなのでしょうか。ビニール袋以上に不織布マスクのゴミが落ちているのが気になってしまうのですが、マスクの消費については何かエコな解決策があるのでしょうか。とまあゴミの話はさておき、フェイク・ニュースというのもある種のゴミであり、排出規制のようなものがあってもいいのではないか、という話があります。クオリティペーパーという冗談のような言葉がありますが、上質なニュースというものは経験豊かな記者により吟味され、洗練されて届けられるものであり、ネットニュースのPV稼ぎみたいな釣りタイトルなどはもってのほかだったりするようです。上質なニュースというのは何かというのは議論の余地があると思いますが、まあこれも階層の話なってしまい恐縮で、階層によって関心事が違うために一概には言いづらいものであります。

ニュースバリューは速報性にあるのか、社会的なインパクトにあるのかなどこれもまた議論のあるところですが、速報性を重視するあまり誤報を連発しても仕方ないですし、社会的なインパクトがあるか否かという判断も多様性の時代においては簡単には判断できないため、メディアの公的な性格と相反する時も往々にしてあるわけです。まあ下世話な見出しのほうがPVが稼げるし、実際にみんな見ているわけでそれが世間のニーズだみたいな話もあるのでしょうが、それでいいのか、という話はそれこそメディアやジャーナリズムの存在意義に関わる問題なのではないでしょうか。

フェイク・ニュースを根絶するのは難しい、なぜなら人は信じたいものを信じたいからだ、というのはその通りなのかもしれませんが、それによって不利益を被ったり、あまつさえ世論を形成する上での判断を誤らしめるものであるような場合は公益を損なう可能性もあるわけで、できるだけ公平、公正な情報に基づいて判断をして欲しいというのは市民としてのささやかな願いであります。ゴミを入れたらゴミが出てくる、と言われておりますし、少なくともニュースくらいはフェイクやデマではないものに接したいですよね。


本の紹介です

Weeklyというのもあるよ。

dailyの方は文字通り日々気軽に読めそうなライトなものを、そしてWeeklyの方は有料というだけあって内容の充実ぶりはDailyの比ではありません。バック・ナンバーも100号を数え、どこから読んでも何かしら得るものがあるはずです。
というか、読んでないなんて信じられません。よろしくお願いいたします。
そして主宰うでパスタとキノコによる対談というかおしゃべりが聞ける特典付きです。


本日のBGM


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