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緊急対談「#令和の大仏」造立プロジェクト! Vol.20 アーティストこだわりのリターン品その4

先が見えない中、前向きにみんなの力を未来へ向け、願うための対象として大仏を作るプロジェクト。より多くの人に参加してもらいたいという思いを込めて、連夜対談をライブ配信しています。

今こそ大仏を!プロジェクトの発起人の風間天心と前田真治。Vol20では、アーティストたちがこだわったクラウドファンディングのリターン品について迫りました。その4です。

対談まとめ

今日の作品アーティスト 前田真治とは?

現状、こぞって寄り合い、同じ目的に向かって取り組む行為がなくなった。漠然とした社会改善に向かって取り組むような物事はあるかもしれないが、<これを造ります!>という単縦な目的に対しては見かけない。

目的を単純化すればそれなりに方法が見えてくるもので、極端に専門性や法的正しさを意識するがあまり、普段の行為の範疇から抜け出したものは触らないといった風潮があるようにも思う。僕自身、そのような風潮に抗って面白いことをやろうとしてきたが、失敗も沢山あるし、色々な人に迷惑もかけた。だから、分からないことには触らないのが一番いいという理屈もわかる。

けれど、事細かく色々な情報と擦り合わせてようやく見つけた抜け道は、あなたがやりたいことから大きく外れているんじゃないだろうか?やりたいことをやることがリスクだらけでは、どうやって新しさを発見していけばいいんだろうか?いつも思うし、大方戦っても負ける。

出典  活動報告②「キャラバンの行方にクラウドファンディングの成功を委ねて。」

上記のメッセージに背景とは?
僕としては多分、常にそのジャーマン(*)という組織の中でっていうのはあるんですけど、立ち上げながらにしてジャーマンというものとか、まぁ僕自身の作家性も含めて、新しいものに挑戦することとか、なんか今までなかったものを自分で作れないかなって思うことに対してすごく集中してきたことがあって。それをやる事って本当に、受けて入れてもらうまでの時間の掛かり方っていうのがすごくあるんですよね。受け入れてもらうまでの時間の掛かり方において、途中の段階でなんかよく分からないからとかフォーマットがないものに対して、やっぱりこう拒絶する力とか、そんな周りくどい事やってたら意味がないよっていう言われ方をすることが多くて。意味があるかないかっていうのは、もうその後にどうなっていくかの結果を見なければわからないことがほとんどなんです。
(*)German Suplex Airlines 前田真治が代表を務めるアートコレクティブ(アーティストグループ)。風間天心もこちらに所属している。

みんなが認識するもっと手前の新しさ
ただやっぱり、現状社会の中で成功とされる物事っていうのは、どっかであるプラットフォーム、たとえばイーロン・マスクとかが作ったそういう形とかをどうやってまた新しく工夫して新しいと言い換えるかっていう物事の連続なんです。だからその手前、みんなが認識するもっと手前の物事で新しいものを生み出すっていう流れに、応用力や意識を持っていくというのは、すごく個人としてのパワーがいるので、ちょっとしんどいなと思う人が多くいるのは分かるんです。

なんでもいいから感情を出す
だけど僕はそういうのやっぱりやってきたいって気持ちがすごく強くあるので、発言したりとかやりたい気持ちっていうのをいろんなとこで言ったりするんだけど、やっぱり無理だよって言われることが多いので。なんかそういう気持ちを少しだけ自分にパワーを持ち出して大仏づくりになんかわーっと協力してなんかやろうぜっていうなんかその古臭い感情でもなんでもいいから、そういうのを皆が取り出してくれたら、もう少し大仏を作るぞっていう物事に対して本気になれるんじゃないかなと思うんです 。

無理だと言われてもそこにいること自体で自分自身の価値に気づく
僕自身の性質にもあると思うし、僕個人っていう人間がそもそもロジカルに物事を話すっていうよりは、本当にきっかけを作る塊みたいな人間だと思ってるんですよ。自分で言うのもあれなんですけど、膨大にイメージとか想像力とかアイデアっていうものが次から次に生まれてくることは確かにあって。その中で面白いものをチョイスしてくれるもっとロジカルな人間が形作って組織を形成するのが一番なんですけど、やっぱ自分自身がこういう人間であるからこそ、そこから脱却できない自分がいて、脱却できないっていうのはネガティブな意味じゃなくて、そこにいること自体で自分自身の価値が気づけるって自分の中でも信じてるから。もうやり続けるしかないっていう意識で、もう本当に40年以上生きてきたっていうだけのことですね。 

感情を出さず、感じることをやめた人たちへ
人になんていうというのは本当に難しいんですけど、なんかでも僕がいつも疑問に思うことがあって。たとえば、このあいだテレビとかメディアの取材が来るにあたって、僕に話しかける言葉がテレビ的にあのこうするからこうしてくれとか、メディア的にこうするからこうしてくれっていう相談事みたいなのが結構多かったんですよね。それって多分そういう枠がちゃんとあるからその枠の中で収まる形で納めなきゃいけないから、その余計に出てくるこの手とか足とか、全部最初からめんどくさいことを排除しておこうっていう、つるんとした丸の作り方っていうふうな相手の僕に対するそのお願いみたいな感じだったと思うんですけど。そういうのってやっぱりあの元々基礎概念として、はみ出る物っていうのは邪魔なものなんだからとか、いけないものなんだからそこに対してなんか目を向けちゃいけない。それって実はでも個人の感情とかやる気とかそういうなんか間違っちゃうことが多いものごとを全部最初から削いだものが綺麗なものなんだよっていうような概念みたいなのがあるから、やっぱり感情を殺してやって行くのが一番ベターだよっていうようなと認識になっていくんだと思うんですけど。それが僕にはないっていうことだけなんですけど。

「ミニ大仏コース」について

■ [ミニ大仏]
オリジナル「ミニ大仏」を1個、郵送します。
 (約10cm、お好きな色をご指定ください。)

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これは鳥取砂丘で撮りました。コロナで起きた社会的な物事を越えながら大仏造立プロジェクトっていうものを作っている中で、一個一個の大仏に今ある記事だとか出てるメディアの記事ではとかコロナに関する物事を一つずつに埋め込んでます。全体ではないんですけど、一つずつに必ずそういう物事を埋め込んで作るっていうのは僕の中での決まり事としてあって。このミニ大仏がいろんな人たちの手にわかるところにおいて、渡った先で大仏の中にあるその時代の出来事が一個ずつしっかり残っていくっていう意味では、ちゃんとそういうコロナに関する物っていうのはしっかり入れて行こうと思ってます。

コロナ関連をデザインに取り入れることについて
違和感みたいなのが確かに出てくるし、いろんな新聞にいろんなコロナウイルスの写真とか雑誌とかに載ってるんですよね。それも出力された誌面によってとかあるいはその手前のデータの段階でカラーが多少変わったりとか、物自体のエッジが変わったりするものも結構沢山あったりするので、まあそういうのをなんかある種デザイン化して貼り付けてるっていうのはすごくあって。いいのか悪いのかは全然わからないんですけど、でも見方によってはすごく可愛いポイントに変化するようなものでもあるので、割とコロナの写真は積極的に使ったりしてます。 

ミニ大仏は束で一緒にいるのがかわいい
大仏の大きさは大体10cmくらいですね。素材はコンクリートで、重量あります。結構重たいです。この大仏たちって束でいるのが本当にかわいいんだっていつも思ってて。一体だけでも素敵なものを作るっていうのもありなんですけど、束で10個とか20個とかいるとすごいかわいいんで、そういう持ち方をしてもらえる人がいたらそれはそれでいいなと思ったりもしてます 。僕が本当にいつも持ってるのは4体ぐらいが重なってると、前の列と後ろの列を入れ替えたりして割と楽しんでたりするんですけど。20体、30体あっても!一個一個頑張って丁寧に作りますよ。 

指定された色と仕上がりについて
(たとえば青が指定されたら)めちゃめちゃ真剣に青に対して考えて作る感じで。そしてしっかりとかわいい。僕かわいいっていうのがこのミニ大仏の大仏の最大の特徴だと思うので、かわいさを失わない青の使い方とかはすごい考えながらやると思う。


■ [支援者として大仏横にお名前を明記]
最終的に造立する大仏の横に、支援者としてお名前を明記させていただきます。

記名3

(風間)位置的には画像で示している位置になるんだろうとは思うんですね。ただちょっとねその造立の仕方もあの大筋で決まってるんですけど、どの素材で作ってって言うのはちょっとまたこれから検討する段階なので、あのまこういう感じで入れられたらっていうイメージですね。作るところになってくると前田さんが仕切って作っていくと思うので、その時にまた具体的にどうして行くかっていうところなってきますね。イメージ写真に入っている名前は、ジャーマンの作家の名前を使ってます。

(前田)こういう位置で貼るっていうのは、真ん中にいる大仏さんの型の周りに補強という意味もあり、さらに言えば枠という意味もある部分に付け加えるんですけど、今のとこ具体的にこういう風に作ります的なイメージはあるんですけど、それはすごく長くなっちゃうんで今はちょっと言わないでおこうかと思います。でも今ここにあるのがシリコン製の大仏の型のイメージを使ってこういう感じになりますよって言ってるんですけど、実際はこういう真四角な感じの中に名前がボンボンと平面的な入っていくというよりは、少し柔らかいアウトラインの中にこう名前をバンバンバンってうまくはめ込んでいくような形にはなると思います。

こちらの2つがセットになった「ミニ大仏コース」はこちら!

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第二回目 大仏造立クラウドファンディングに挑戦中

大仏造立の物語にもっと近くで参加できるクローズドコミュニティ

こちらのクローズドコミュニティ(非公開コミュニティ)では、このプロジェクトにご関心のある方向けに情報発信し、コミュニティ内でつながっていけるようにいたします。ご入会はクラウドファンディングへのご支援、または1000円以上のご支援をいただいた方はどなたでもご参加いただけます。コミュニティはFacebookを利用します。お申し込みはこちらのフォームにてお願いいたします。令和の大仏造立の物語に、一緒に関わってみませんか? なお、いただいた申込金は、大仏造立資金に活用させていただきます。


いただいたサポート金は、大仏造立資金に活用させていただきます。