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介護職の賃上げ そもそも土台が低すぎる!?

「ハローワークの日」である今日、求人票を握りしめ、どこで働こうか悩んでいる人もいるかと思います。賃金はもちろん低いより高いほうが良い。誰でもそうですよね。

介護業界の賃金はどうなのかというと、まだ他の職種に追いついていない部分があります。人手不足の状況下、給料の問題は避けられません。

しかし、最近では明るい情報が話題になりました。厚生労働省によると、2024年2月から福祉・介護職員を対象に、賃上げを決定。その額は、職員一人あたり月額平均6,000円相当を引き上げになりました。出典:厚生労働省「令和5年度厚生労働省補正予算案の概要」
今後の待遇改善が期待されています。

「賃上げして良かったね。嬉しくないの?」と聞かれれば、もちろん嬉しいです!ありがたいお話だなと思います。しかし、これは私的な意見ですが、そもそも介護業界は賃金に関しての土台が低すぎるのではないでしょうか。

家族を養っている場合はわかりますが、ただ勤務年数が長いだけで役職を得て、給料が上るにはあまりに早い。選択肢にすぐ役職が入る理由は、その業種の負担が大きいからだと思います。事実、介護職における肉体的・精神的ストレスは大きいです。

しかし、例えば勤務年数の長い人が5人いたとしても全員が役職になれるわけではありません。そこは適材適所です。自分はいくらの価値か?聞かれたら答えられる人はどのくらいいるのでしょうか?

介護業界も感情で動く時代

私は、介護業界の賃金の問題と人間関係の問題は分けたほうがいいと思います。もちろん給料が高ければ我慢のボーダーラインは上がるかもしれません。しかし、それだけではないと思います。

私は、仕事で面接官も任されていますが、近頃、介護業界も人で採用する時代に突入したと思います。「ここで働きたい」よりも「この人のところで働きたい」が重視されています。これは良い兆候で、今後介護業界を大きくするきっかけになるのではないでしょうか。時には年収より人間力が勝つことがあります。

面接に来た理由に「近所だから」はよくある話です。しかし、面接する人事側はその理由を鵜呑みにせず、その背景になぜこの施設を選んだのか聞くことは大切だと思います。そこで、人材戦略を意識するべきではないでしょうか。

これからは、さらに人の取り合いになると考えています。人が寄ってくるトップ層を固めたら採用は変わります。

SNSでの交流が当たり前になった今は、同じ介護業界での新しい出会いも少しずつ増えてきます。そのなかには、いろいろな理由で介護職を辞めた人、踏みとどまった人もたくさんいます。

オンラインが当たり前の時代だからこそ、Facebookのコミュニティグループが大きくなればなるほど、影響力が出てくるかもしれません。それだけ時代は変わりました。
例えば、「推し活」もひとつ心の支えだと思います。推しの「人」や「物」にかけるエネルギーは大切です!生き甲斐にも繋がりますよね。同様に、コミュニティグループに支えらるのも、ありなのではないでしょうか?

私が管理人をしているFacebookコミュニティ[介護業界に革命を〜自由な発想を投稿に〜]では介護職に限らず、いろいろな方が参加しています。もちろん、私はみなさんの賃金の問題を解決することはできません。ただ、心の支えになる環境を提供できればと思います。ぜひ、のぞいて見てください!

2024.4.17 BIGBOSS小柴 編集:池森理恵

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