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Foodies! 123. BBQソース

私と夫はBBQソースが大好きで、帰省したら必ず買っていました。
それを知っている友達が、お土産にくれることがあって、今月もアメリカから遊びに来た生徒が、大きい瓶のものを二本もくれました。
小さいの一本で、と言っておけばよかった、申し訳なかったです。

さて、夫がたびたび、「なぜ日本にはBBQソースがないのだろう」と言いますので、そうなのかなと思って、スーパーやカルディでよく見てみましたら、私が気がつく限りでは、そういえば、売っていません。
成城石井などにはあるのでしょうか。
デパートならあるでしょうね。

前の晩に作って、残しておいた牛の炙り焼きがあって、切ってみるといい具合に汁が止まっていたので、トーストサンドにして、少しBBQソースを入れてみました。
美味しかったです。

それを食べていてまた、なぜ日本にはBBQソースがないのかという話になりました。
深く考えたことがなかったので、話しながら考えたのですが・・・

私:サラダって、材料をそのまま食べるでしょ。
だから日本にも昔からマヨネーズやドレッシングがあったと思う。
生野菜のサラダを食べる習慣ができてからだよね、それは。
でも、そのほかに、材料のまま、なにかを足して食べるって、
和食ではあんまり無くないかね?

夫:そういえばそうかもしれない。なにかを足すというと・・

私:お刺身やお寿司を食べるときの醤油かな?
酢の物なんかは、料理する人がちゃちゃっと作って、最初からかけちゃうでしょ。

夫:そうね。あとは何がある?

私:和食になっちゃっているフライものは、タルタルソースやとんかつソース、ウスターソースはかけるよね。
あとは、オムレツ、オムライスにケチャップ?

夫:なるほど、やっぱり洋食系だね。

私:私、生徒宅やあなたの親戚宅でご飯になると、テーブルにどどどんといろんなソースが並ぶので、いつも驚くのね。
で、今思ったんだけど、洋食って、塩コショウぐらいで料理が終わって、あとは食卓でこういうソースかけてくださいっていうのが結構あると思う。
ローストなんかみんなそうでしょ。

夫:ああ、グレービーとか、クランベリーソースとかミントソースとか。

私:そうそう。で、私からするとおいしいけど、野菜も肉も同じ味になる感じかな?
そこいくと和食はさ、天つゆや醤油、塩パラぐらいはあるけど、食卓に出てきた時に、完成系なのが多くないかね?

夫:そういえばそうだね。

私:鰻が出てきました、今日はこのごま油をかけようかなとか、胡椒はどこ、とかはありえないでしょ。山椒が定番で。
やっとここ20年ぐらいで、天ぷらで「これは抹茶塩をお使いください」とか、お寿司やで、「このヒラメは塩でお召し上がりください」で、それが始まった時は私、新しいなと思ったのを覚えてる。

夫:なるほど。

(私ばかり話しているようですが、話題によっては夫が喋り続け、私がなるほど・なるほど、と言っていることもあります)


で、結論ですけれども、洋食の中には、ただ焼いて出して、おいしいソースをかけるものが結構あるので、「かけもの」が充実し、浸透しているのではないでしょうか。


和食の代表的なものは、寿司・鍋物・鰻・天ぷら・・これは、料理する人が完成形に持って行ってから供するのが多い。
家庭料理も、せいぜいポン酢や塩胡椒、醤油、ソース類が食卓に出てくるぐらい。

中華は、イタリアンはどうなんだろう。
今度生徒に、「あなたのお宅の『食卓に出すソース』はなんですか、
と訊いてみますね。
いろんな違った答えが聞けそうです。

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