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マネーリテラシーの必要性とハードルの高さについて考えてみた

年始に弟と久々に会話し、マネーリテラシーの話が出ました。お互いマネーリテラシーを勉強して、財テクを駆使したり、投資をやったりしています。

マネーリテラシーってあった方がいいけど、学ぶ機会がないよねというところで意見が一致したので、マネーリテラシーについて整理してみようと思います。

マネーリテラシーはあった方がよい

収入が増えにくいご時世

平均年収は1990年代をピークに減っており、ここ10年は400万円台前半が続いています。「平均年収 推移」で検索するとデータが出てきます。

収入が減っているのは、製造業という高収入な業種が海外に出ていってしまい、サービス業という収入が製造業より低い業種が中心になったことが大きな原因です。

そもそも途上国が先進国になるために経済成長する上で、製造業が貢献するのです。

しかしそれは変えられません。そしてリストラや倒産なども容赦なく起こるご時世でもあります。1つの会社に長く勤め続けることが難しくなってしまいました。

40歳くらいまでならば転職も可能です。しかし50歳以上になるとよほど飛び抜けた実績がなければ転職は困難です。

こういうご時世ですので、少しでも収入を増やす手段があるとよいのです。

老後の心配がある

老後資金は2,000万円必要だという話がありました。本当はもっと必要という識者もいます。

本当にいくら必要なのかは解りませんが、自前で資金を用意しておく必要はあるでしょう。

年金機構が潰れる心配は当分ないようです。しかし年金の額は少なくなり、受給開始年齢も上がっていきます。老後に備えた資産形成をしておいた方が安全です。

暮らしを豊かにできる

マネーリテラシーがあると、ポイントで買い物をしたり、優待で外食をしたりできます。臨時収入があると嬉しいものです。

株式投資を数年やれば、年間数万円程度の不労所得を得ることができます。本業の収入と比べると微々たるものですが、長年積み重ねると大きくなります。

例えば年間5万円の不労所得でも10年経てば50万円得していることになります。しかも投資は積み上げ方式なので、やればやるほど不労所得が増えていきます。止めても今までやった分に対する不労所得はずっと得られます。

プチぜいたくをするだけの得が不労所得として得られるのです。お得な気分を味わうには十分でしょう。

マネーリテラシーのハードルは高い

学ぶ機会がない

そもそも学校でマネーリテラシーを学ばないですし、社会人になってからでも、会社でiDecoを扱っていることはあっても、マネー講座みたいなものを用意してくれることはありません

もし友人や社内の人に投資をやっている人がいれば、教えてもらえるかもしれません。あるいはFPに相談に行くというのもありでしょう。

しかしそういう機会があるか、自分で勉強するかしないとマネーリテラシーを学ぶ機会がないのです。

投資のテクニックとして紹介されている方法も、あくまでも成功者が自分に合ったやり方で成功したものです。万人が真似できるわけではなく、リスクが大きい方法もあります。

そもそも万人に真似できるのなら、多くの人が会社に勤めずにデイトレーダーをやっているでしょう。

投資は怖いというイメージ

小説やドラマでは投資で借金を作ったという話が出てくることがあります。有名な半沢直樹シリーズの第一作も上司が投資で大損したという話が出てきます。

実際には信用取引やレバレッジを使わなければ、投資した金額以上に損をすることはありません。よって投資で借金を作るということは普通にやっていれば起こりません。

身近に詳しい人がいない

身近にマネーリテラシーに詳しい人がいないというのがとても大きいと思います。少なくとも親つまり中高年世代は貯蓄を美徳として育っているので対象外です。

貯蓄が美徳である理由はこちらの記事に書いています。

マネーリテラシーを学んで財テクを駆使している人はマニアみたいなものです。滅多にいません。

マネーリテラシーで得られる得

マネーリテラシーを学ぶと得が多いです。例えば私は季節品やお酒を携帯のポイントで買っています。このクリスマスケーキもauの長期顧客ということでもらったポイントで買いました。1銭も払っていません。

私は株主優待で寿司やイタリアンを食べています。年間10,000円は優に超えます。最近は配当で小遣い稼ぎもできるようになってきました。

具体的な財テクについては、別の機会にまとめて書こうと思います。

終わりに

マネーリテラシーは学ぶと得が多くなります。お金に余裕がなくても、得を得ればちょっと嬉しい思いをできます。

できることならマネーリテラシー講座なんて開いてみたいものです。しかしそんな簡単な話でもないです。

今後もマネーリテラシーについて機会があれば書いていこうと思います。

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