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その後の状況 2014初夏

骨と皮だけになり、とっくに寝返りも打てなくなったけど、
それでもそれなりに安定している現在のうちの母親。

春ごろまではしょっちゅう体調を崩し、もうアカンかもうアカンか、
と何回も思ったけどね。
人間の生命力って大したもんやね。
あんな体でもまだ回復するチカラが残っとるんやね。

土曜日の休み毎に見舞いに行くのですが、アルツハイマーが進んで
会話の能力は99%失われているものの、たま~にタイミングよく
問いかけに対する答えのような単語が返ってきたりもするし、
笑う場面で笑ったりもするんですよね。

ま、そんな反応があるので、見舞いにいく甲斐もあるんですわ。

でもこんなとき息子はアカンね。
話題がない。

「ええ天気やで」
「ごはん食べたか?」
「痛いとこないか?」
「なんか言うことないか?」

毎回だいたいこれぐらいのネタしかないのよね。
これでハナシが終わる。

ま、考えてみれば一緒に生活してた時もこの程度の会話しか
してなかったな~と気付くんやけどね。

その点、週に2,3回行ってくれるヨメハンはエライもんですわ。
ぼくよりしょっちゅう会うてるのに何かしら話題を見つけよる。
最近あったこととか、昔の思い出とか適当に織り交ぜてハナシを
続けるもんね。
女性特有の「雑談力」とでも言うんですかね、うらやましい能力ですわ。

今入ってる老健という施設は1年以上続けて入所することができないわけですが、容態が安定している事もあり10か月目にしてとうとう退所の要請がありました。

所定の日数を在宅で過ごして再入所、という手続きを経んといかんわけですわ。

ま、わかってたこととはいえ、実際その日が来ると色々大変ですね。

家に電動ベッドも入れんとあかんようになりました。

ショートステイを利用したら実際の在宅介護はほんの何日かになるはずですが。

ま、しゃあない。

がんばりますわ。

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