フランダースレッドエールの大傑作、ドゥシャス・デ・ブルゴーニュの姉妹品。チョコレートの甘みとチェリーのサワー併せ持つ…という謳い文句に心惹かれる期待が高まる。

そしていざ飲んでみると……なるほど？という味わい。
いや期待外れでもあるし、期待を超えてきてる所もある。

姉妹品というのは伊達ではなく、ドゥシャス・デ・ブルゴーニュに味の組み立て自体は近い。

チェリーはフレッシュで甘酸っぱい。直線的な甘酸っぱさだけでなくチェリーの風味と渋み、複雑な風味も少しある。チョコレートは甘さ控えめでややビターさが強調されてる。この2つが合わさった風味はウッディ。
ドゥシャス・デ・ブルゴーニュの甘酸っぱさとオーク樽のウッディな風味をチェリーとチョコレートで作ろうとしたんだと思う。

とはいえ、ドゥシャスデブルゴーニュと比べると奥行きは浅く、ややケミカル。オーク樽でがっつりと味を染み出した深みと比べるとだいぶ表面的ンあ味わい…てんだけれども。
逆に考えれば酸味は穏やかで、全体はサッパリとして渋みも軽い。こっちの方が好きな人もいるかも。
俺はドゥシャス・デ・ブルゴーニュが好きだけど。

チョコレート・ドゥシャスチェリー
スタイル：スペシャルビール
国：ベルギー
醸造所：ドゥシャス醸造所フラーズ醸造所
原料：麦芽、ホップ、糖類、サクランボ/香料
　　　麦芽使用率25%以上50%未満
アルコール度数：6%以上、7%未満