ベアレンらしい滋味あふれるレモネードビール

毎度、ビールのお時間です。今回は岩手のベアレンさんのラードラー。
ビールをレモネードで割ったカクテルビール。ドイツでサイクリストに人気があり「ラードラー（自転車乗り）」という名称になったとかなんとか。ビールの資料毎にニュアンスが少しずつ違うけど、大体そんな感じらしい。ドイツではかなりポピュラーなビアカクテルらしく、その場でミックスして提供するだけじゃなく、缶や瓶の銘柄も珍しくないとか。

日本で発売された銘柄としてのラードラ―はベアレンさんが第1号の模様。

お味はレモンでフルーティー。レモンの香りは立ちすぎるでもなく爽やかな、酸味もかなりマイルド。そこで加わる麦芽ボディがかなりしっかりしてるのが特徴的。セッションIPAより濃いくらいの濃度やもしれぬ。

レモネード部分と合わさると、かなり濃いめで甘酸っぱいジューシーさが強めに。スポーツやりながらスルスル入れるタイプじゃなく、スポーツの合間の栄養補給にグビッグビッとやりたい味わい。

それともう１つ。この手の銘柄っケミカルな風味がしがちなんですが、ベアレンラードラーはかなり自然。目の前でレモネードとピルスナー混ぜたと言われても信じれそう。

飲みごたえがある部分と、レモネード部分の自然な風味にベアレンらしい拘りが見られ、とても真っ当で良いビールだと思います。

そしてまたアルコール度数2.5なので、アルコール低めの炭酸酒が欲しい時に選択肢に入ってくるかも。むろん大手の低アルコール飲料とは値段で負けてるけど、自然な美味さでは勝ってますし（という言い訳で買いたくなる）

ベアレン・ラードラー
スタイル：フルーツビール、ラードラー
都道府県：岩手県雫石町
醸造所：㈱ベアレン醸造所
原料：麦芽、糖類、レモン果汁、ホップ
アルコール度数：2.5%