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君も星だよ みんな みんな

コスモス(=宇宙)
宇宙は英語でスペース、ユニバースが思いつくが、コスモスは秩序ある宇宙という意味だ。
昔の人は天動説を唱えており、無数の星たちが秩序ある動きをしていると見て、コスモスが宇宙に当てはめられた。

コスモスと聞いて何を思い浮かべるか。
花の名前が真っ先に思いつくだろうが、自分は合唱曲が1番にでてくる。
Cosmosは一度は耳にしたこともあると思う。かく言う自分も中学生2年生の時に、合唱コンクールの自由曲で歌った。
自分はメロディーから歌に入るため、当時は綺麗な曲だなと思うものの、歌詞の意味は分からず、お恥ずかしい話今日に至るまでも理解していなかった。
何の縁か、仕事でCosmosの編曲の方とご一緒して講師を務めた授業を聞くことができた。
時間の関係で全貌を聞くことはできなかったが、その一部を紹介したい。

歌詞

歌詞から話は飛ぶが、地球は何からできているのか。古くなった星が爆発し、鉄と岩を集合させ星となる。更に鉄が岩を集めて大きくなる。その中の一つが地球である。鉄が重いため中心にあり(核)その周りに岩が溶けたマントル、マグマがあり、その周りに冷たい岩、地上がある。
今度は人間に当てはめてみよう。
心臓が中心にあり、そこから全身に血を巡らせ、肉と水で構成されている。

よくよく考えると、地球と人間は似ている部分がある。当たり前だ、人間は地球からもらっているもので成り立っている。例えば鉄。ほうれん草を食べて、鉄を取るとすると、そのほうれん草はどこから鉄の栄養素を得るか。土だ。その土はどこのものか、地球だ。巡り巡って、地球と人間は繋がっている。

長々と前段を綴っきたが、歌詞を振り返る。
「君の温もりは 宇宙が燃えていた
 遠い時代の名残 君は宇宙
 百億年の歴史が 今も身体に流れてる」
君の温もりとは心臓から全身に巡る血、それを形成しているのは、地球からの栄養素、その地球は、爆発を繰り返し燃えていた星たちから形成されている。それは百億年も前から続いている歴史。それが今も身体に流れている。人間は元を辿れば宇宙から繋がってきていると解される。

「時の流れに 生まれたものならば
 1人残らず 幸せになれるはず」
Cosmosとは秩序ある宇宙。星たちのように流れていくものでも必ず道を辿りあるべきところへいく。それは人間も同じ。時流れに生まれた我々は、辿る道を逸れないで向かえばあるべきところ=幸せになれるはず。例え道を逸れてしまったとしても、星たちがあるべきところに行くように、幸せに向かっていく。

人 地球 宇宙 それぞれの繋がりを意識してこの歌が生まれていると思った。自分もこの歌詞に辿り、コスモスの一部なんだなと発見できた。
中学生の時にこの歌詞を知っていたらまた違う歌い方ができたのではないか。当時指揮者をしていたので、この意味を共有できていればクラスの合唱の形も変わっていたのかなと振り返った。

帰り道でCosmosを改めて聞いてみた。
やっぱりいい曲だ。それだけじゃない、歌詞一つ一つに身体が反応している。
生命を燃やして生きていこう。
そう思い、タスク満載の職場に戻る。

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