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初めて夕刊を買って思う3つのこと

こんにちは、こんばんは。

今日、人生で初めて夕刊を買いました。

なぜ新聞を買ったのか? 自分で書いた文章の違和感に気づくためには、まず整った文章を叩き込む必要があると思ったからです。新聞の文章は整っていますよね。

AIはかしこいので簡単に学習してくれるかもしれませんが、わたしはそうはいきません。違和感に仕事をしてもらうために、手動で情報を取り込み続けなければなりません。

そして無料の情報と有料の情報では、有料のほうが大切に読むことを、自分の体験からよく知っています。SNSでは、とにかく流し読みしがちです。自分で買った本はしっかり読んでいます。

なぜ夕刊なのかというとその安さ。お値段なんと70円。安い……!
それから朝刊ほど紙が分厚くないことも知っていました。全部読もうとしても、量的に読みやすい。

近所のコンビニまで行って、今まで見向きもしなかった新聞のラックから、日経新聞の夕刊を手に取り、レジで支払う。初めて自分の手に、自分の財布から出したお金で買った新聞を握っています。不思議な感覚でした。


しかしながら、新聞は捨てたもんじゃないですね。大人になってからおそらく初めて、まじめに新聞を読みました。今わたしが思っている、新聞のいいところは3つ。

1.終わりが見える
2.興味のない情報も目に入る
3.広告の強さがよくわかる

まず、終わりが見えるという点。インターネット上ののニュース記事は、果てしなく続いていくように見えます。しかし開いたページの本文の内容が短文で終わっていると、開いただけの労力が報われている気がしないのです。

横書きで果てしなく続く記事を読むより、手のひらサイズにまとめられた紙新聞記事のほうが何倍もコンパクトに見えます。長さが一目でわかって、終わりが見えているのです。

こうすると不思議なことに、読むことへのハードルが低いのです。不思議です。不思議です。

次に、興味のない情報も目に入るという点。SNSで得る情報は、自分の欲しい情報に偏りがちです。わたしのTwitterのタイムラインなんて、クラシック音楽のこと、オンラインサロンのこと、身近な人の日常の3本立てで進行しています。それ以外はあまり目に入りません。

今日の日経新聞夕刊には「おもちゃのまちバンダイミュージアム」のことが載っていました。こんな場所知らなかったので、おもしろいなあと思いながら読みました。

こういう小さな知識、ちょっとずつ蓄積されていくんですよね。誰かとの話のネタになったりするかもしれません。「こんなものがあったらいいのにな」といっているけどまだ知らない人に、伝えたりもできるかもしれません。

もし誰にもこの知識を披露できなかったとしても全く問題ありません。少なくとも自分にとっては、狭い世界ばかり見ていたと理解することも、大きな意味があるのですから。

最後、広告の強さがよくわかるという件。広告めちゃくちゃ主張強いです。ネットニュースのバナー広告なんて非じゃない。今日の日経新聞夕刊も、記事の見出しより「こんな野菜ジュースは初めてです。」の文字を先に読んでしまいました。

中身を開けばかなり広い面積を占める広告がずらっと並んでいます。全部、ものすごく目に入りやすい。新聞記事というメインコンテンツよりも、圧倒的な存在感を放っています。

広告、人の目を引くためにものすごい知恵と工夫をこらしていることがよくわかります。おもしろいです。そして広告がこれだけ主張しても、主食としての座を譲らない記事もすごいなと思います。


明日も買うかはわかりませんが、定期的に新聞を買い、文章を読むことに慣れていきたいなと思います。買うのはたぶん夕刊です。安いからです。
本は読んでるけど、本も本のテイストなのですよね。ウェブはウェブのテイストで。どれもいいけど、どれも等しく触れておきたいなと。

今日買った新聞から得たことをちょっとずつアウトプットしたりして、アウトプットの練習にも出来たらいいなと思っています。

焦らず少しずつ。おやすみなさい。