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離婚した家族が繋がった一瞬

オペ後5日目の今日、退院の話が挙がったので嬉しくなって家族や仲間に知らせました。

今回は、その流れで少し感慨深い瞬間がありました。

事前情報として、私の両親は8年ほど前に離婚しており関係は普通です。

元夫婦は離れて暮らしているので日頃から連絡したり、会ったりはしていません。

両親離婚時、私は25、26歳位だったので特別大きなショックは特になく。
(というより、早く離婚した方がいいと思っていたくらい)

とはいえ、この8年間は紆余曲折あり今では父と一緒に暮らし、仕事もしています。

腹痛前日に顔枕されました2022/8/7

今回は緊急手術になり、本当にバタバタで

「ごめん!こうなって、色々忙しいから後はパパに聞いて」とだけ母に伝える形になってしまった為、さすがに電話で元夫婦は連携をとってくれたようでした。

頑固な父に感謝です。(普段父は母に会いたがらない。)


今回、母は退院日に遠方から始発の新幹線でわざわざ来てくれて数日ケアをしてくれます。

そして2-3日後、本当はNGですが特別に先生から許可をいただき2−3週間ほど母と祖母の元で回復期を過ごす予定です。

昨日今日、母とはその打ち合わせもしていました。

母が東京にいる数日間、自宅から近いホテルを午前中に予約したのですが

父に電話でそれを伝えたら

その期間、俺は外泊するから泊まらせてあげな

お母さんにお金を余計にかけさせるな」と。
(私が決済した、というのは置いといて)

つまり退院後数日、母は自宅に滞在し、父が母にベッドを貸してくれるということ。

緊急事態とはいえ、正直ここまでしてくれるとは思っていませんでした。

また、父と電話して驚いたのが、愛犬の面倒をずっと見てくれていたこと。

オペ日にいつもお世話になっているシッターさんに連絡を入れたのですが、父はずっと見てくれていたみたいでした。

あんなに嫌っていた私の愛犬の世話をしてくれていて

なんなら退院後に2週間ほどさらに空けますがその期間中も見てくれると言うのです。

Coco「いいよ、無理しないで。大変だったら預けてね」

父「いや、大丈夫。俺も1人よりこいつがおった方がええんや」

本音なのか気を遣ってくれてなのか分かりませんが、とても嬉しかったです。

愛犬の性格が良かったのが幸いしてます。

もう今後、家族がみんな揃って一緒に旅行したりご飯を食べるとかはないと思います。

子の立場からも、期待はしていません。

でも今回、こんな形にはなってしまったけれど、

たった一瞬でも再び家族が繋がれたことに少し感慨深くなる私でした。

ありがとう。

なんらかの形で必ず今回の件で両親には恩返しをしたいと思っています。


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