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知らなかった、

政治のことや環境のこと、日常の裏にいる辛い思いをしている人たちや生き物たちのこと、知りたくない暗い現実

考え出すと悲しくなって腹が立ってやるせなくて、何もしてない自分にまた腹が立って
何かしてみてもそれじゃ何も変わらないよと思い知らされて、でももっと本気で行動しようよ、と思うほどの熱意も当事者意識もない自分に絶望して

そういうのに蓋をしておきたくて、無意識に、いや、おそらく半意識的に、あまりニュースに目を向けないし、見聞きしてもあえて心の中の浅いところまでしか入れないようにしています。

でも時々心に余裕があるときだけ、恐る恐る、そういうテーマの本を読んでみたり、朝日新聞や東京新聞のPodcastを聴いてみたりします。

今日聴いたのは朝日新聞の方で、漁業がテーマの回でした。

ーー以前から続いていた魚の乱獲により、世界的に1970年代から漁獲量が減少。
日本以外の先進国は漁獲量規制など対策を速やかに講じたため、その後回復しているが、日本はその場凌ぎの対応で乱獲を続けてきた。

鮮魚の価格設定量販店が主導権を握るため、漁業者の利が薄く、後継者のいない漁師が増えており、魚がいなくなるが先か、漁師がいなくなるが先か…という状況ーー

…すごくざっと書くと、こんなお話だったかと思います。(要約が的外れかもしれません)

私たち消費者が安いものを求める
ー価格を上げれば売れない
ー薄利多売へ繋がる
ー産卵期の魚もどんどん獲って売るしかなくなる
ーそして魚がいなくなる

以前聴いた配信でも、気候変動で魚が獲れなくなっているというようなお話があったのですが、漁業自体にこんなことになっているとは…と愕然としました。


今でも、魚高いなぁ、サンマなんてあんな痩せたやつに300円もだせないよ〜
と思っていましたが、安い魚ばかりを選んで買い続けていくことが漁業を圧迫してしまうそうです。

番組の最後に勝川俊雄さん(東京海洋大学准教授)がお話しされてましたが、持続可能な漁業を応援するという意味でも、多少高いお魚でも選んで買っていくことが必要だそうです。
なるほど、まずはそこから始めてみようと思いました。

買い物は投票、を意識しているつもりでしたが、まだまだでした…


知らなかった、じゃ済まないところまで来てる。
やっぱり新聞を読んで、本を読んで、こういうPodcastも聴いて、見て見ぬふりはやめないと。
と、改めて思いました。

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