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2023年アウェイ遠征記@鳥栖(2023-11-11)


試合前の順位

順位 チーム 勝ち点 勝 分 負 得失差
14 G大阪 34 31 9 7 15 -18
15 京都 33 31 10 3 18 -8
16 柏 30 31 6 12 13 -14
17 湘南 28 31 6 10 15 -17
18 横浜FC 26 31 6 8 17 -27
うちは依然厳しいが全部勝てば残留できる状況。場合によってはガンバ大阪も残留争いに巻き込めるかもしれない。

残留争いで生き残るためには、少なくとも今節は我々は勝利が必須。

そのパワーを得るためにも…ラーメンを食う!

試合前の食事

いつもはJRで鳥栖に向かうのだが、寄りたいところが西鉄沿線なものでそちらで向かう。人生初の西鉄。

西鉄福岡より

列車接近音がJR東日本の東海道線の通過列車の接近音と同じなんだなぁ…と。

似てる駅名

こういう駅も通過。

味処良庵

チャーシューメン

小郡市の大保駅前、大衆食堂のような佇まい。人の良い店主。店に入ると香ってくる豚骨の香り。実際食べてみるとガッツリの豚骨スープをまろやかに仕上げてる。麺も博多や久留米のものとは違っていて、黄色味が強く加水率もそれよりは高め。旨い。

ひろせ食堂

ラーメン

昭和33年創業の久留米の老舗。豚骨の匂いが店の外にも漂う。低加水の細麺に絡む塩味の豚骨スープが旨い。九州にしては量が多め。写真には見えないけど、輪切りの固ゆで卵が乗っている。「大ラーメン」はこれに目一杯さらにバラチャーシューが乗る。ボリュームのある焼き飯も売りだったけど、今はやってないそう。

潘陽軒本店

チャーシューメン

1948年創業。久留米で2番目に歴史のある店。ここもクサウマだけど、骨っぽさ・粉っぽさではなく、唇がぺとぺとするようなスープの感じ。このスープが低加水の細麺に絡む。

久留米から鳥栖に移動。久留米から多数の鳥栖サポーターが電車に乗る。しかしながら久留米駅には「アビスパ福岡ルヴァンカップ優勝おめでとう!」の横断幕。行政的なくくりと実際の地域のつながりのギャップを観測した気分。

試合結果

6分に永井のフィードからヒアンが抜け出してゴールイン!が、これは最初オフサイド判定、VARの介入があり気を揉んだが、結局当初の通りオフサイド判定でノーゴール。オフサイドにはなったものの、良いプレイだったし、こういうのを四方田さんなりクラブが求めているのかな、こういうプレイを期待できるGKは永井だと判断してるのかな、と推測。

10分に山根のクロスからユーリララのダイビングヘッドで先制!向こうのDFも完全にボールウォッチャーになってたし、うまく穴を突いた得点だった!

しかしながらすぐに追い付かれる。長沼が右サイドを突くとその逆サイド、フリーになった堀米に決められて失点。

ただ危険なシーンもそこだけ。相手の左サイドを山根が何度も突き、良い形をたくさん作る。得点は時間の問題と思った。

そして山根のドリブルからPA内で倒されてPK獲得!これをカプリーニが中央に沈めて得点!リードして前半を終えることができた。

後半、展開は動かない。鳥栖の方はチャンスは作るが、こちらは粘り強く守る。正直なところ、ヒリヒリするような気持ちになることを予想していたが、意外にも安心して見ていられた。

ラスト89分、近藤がサイドを抜け出しクロス上げるかと思いきや自分で角度のないところからシュートし、止めの1点!さすがのプレイ、いいもの見られたと思う。

試合後の祝杯

ラーメンはくら

チャーシュー麺

柳川市に移動しラーメンで祝杯を上げる。骨感があってまろやかだけど濃厚な豚骨スープが、中細でプルッとした食感の麺に絡んで大変旨い。博多や久留米の低加水のものよりは加水率を上げていて、こういう違いがやっぱり面白い。

CRAZY MALT

BLK64

歩いて6分ほど豚骨スープとカレーの組み合わせのラーメン。(普通の豚骨スープのラーメンとめっちゃ迷ったけど…。)こちらも中細の「バリカタ」ではない麺。全体的にカレーのスパイシーさがスカッと刺してくるんだけど、それを突き抜けてくる豚骨のクサウマさもあり。

横浜FCの勝利!ラーメン!本当に充実した日!

翌日

筑後川昇開橋

宿泊した大川市は家具製造の街。鳥栖のスポンサーの関家具も大川市の企業。かつて国鉄佐賀線が佐賀駅から大川市・柳川市を通り、山門郡瀬高町(現みやま市)の瀬高駅まで結んでいた。

佐賀線が筑後川を渡る橋が筑後川昇開橋。川を通る船を通すために橋桁の一部を垂直方向に動かす機構を備えた橋。

筑後川昇開橋

佐賀線は大川市で製造された家具を出荷したり、諸富駅から味の素九州工場へ入る引き込み線もあったりして、貨物需要もあった。

この線を経由し、長崎と熊本を結ぶ急行列車も設定されたこともあったが、モータリゼーションの波に巻き込まれ需要は低迷、赤字に転落し、1980年に急行列車は廃止。佐賀線自体も国鉄廃止直前の1987年の3月28日に廃止。

この昇開橋も廃止に伴って撤去・解体される予定だったが、存続の声も強く、遊歩道として存続。重要文化財にも指定。橋の両端には公園も整備され、地域のシンボルとなっている。

下から覗く

近付くとやはり気持ちが上がる。

観光・見学のために橋桁の昇降の操作をしてくれるおっちゃんがいるんだけど、「どこから来たんだい?」「何しにここまで?」という会話。

「横浜とサガン鳥栖の試合を見に来たんですー。」
「どっちが勝ったね?」
「横浜ですねー。鳥栖は残留決めましたけど、こっちは最下位なんで、勝たないとしょうがないんですよー。」
「そっかあ。横浜は2つあるもんなぁ。」

大臣閣

チャーシューメン

豚の焼き肉もメニューにある。コクのある濃厚な豚骨スープ。これが中細のストレートな柔めの麺とよく合う。薄いバラチャーシューが柔らかくて豚骨スープと麺を絡めて食べると旨い。鹹味が自分にとってはちょうどよく、これくらいが好きだなと思う。ここに来る価値がある味。

麺屋ぷいぷい

チャーシューメン玉子入り

佐賀大学付属病院の目の前のお店。骨っぽい濃厚な豚骨スープが柔めの細いストレート麺に絡む。ホロホロの煮豚がいい味。ネギのタイプ的に合ってると思うし、かなりシャキシャキじゃね?旨い。オレはこの味が好きだ。

らーめん もとむら

特製らーめん

スープはあっさりめ。これに細い柔め(だけどコシはしっかりあるやつ)の麺が絡む。ホロホロさ加減の良い肉と一緒に食べるとさらに旨い。海苔の香りも豚骨にいいアクセントを加えてくれる。

豚そば月や福岡空港店

豚豚そば

最後は福岡空港のラーメン滑走路でこの旅の〆。(このラーメン滑走路は空港内のテナントなのに豚骨のクサさが漂ってて只者でなさというか芯が入ってるというか。)この店のスープはクリア豚骨。澄んでるけど確かに豚骨。そのスープでパツパツの細麺をいただく。まず何も入れず、次に葱、最後にかぼすを入れて味変。どのバージョンも旨いが、かぼすを絞ったのが味が引き締まってて好きだな。東京にも進出してて、結構なお値段がする。

総括

今節の結果、下位の降格の可能性のあるクラブの順位・勝ち点などは以下のようになった。

順位 チーム 勝ち点 勝 分 負 得失差
14 京都サンガF.C. 34 32 10 4 18 36 44 -8
15 ガンバ大阪 34 32 9 7 16 38 57 -19
16 柏レイソル 31 32 6 13 13 30 44 -14
17 湘南ベルマーレ 31 32 7 10 15 39 55 -16
18 横浜FC 29 32 7 8 17 30 55 -25

ガンバ大阪や京都もよもやの降格もありうる状況。そんな中で次節は湘南との直接対決。勝てれば順位は入れ替わり、負ければ我々の降格が決定する。お互い勝ちにいかないと引き分けすらなくなる試合。両者ともに好調だし、選手もサポーターもものすごく気持ちの入った試合になることが予想される。

アウェイツーリズム的には、降格しても来シーズンは九州に行ける。サポーター的にはJ1で横浜FCを見たい。佐賀県の魅力も発見できた分けだし。いや~次節勝ちたいな。

今回は以上です!

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