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伝わらないのは存在しないのと同じ~小国士郎著『笑える革命』

小国士郎著『笑える革命』とある女性から、おすすめいただき読みました。

元NHKプロデューサーの著者が、笑えない「社会課題」を笑えるように伝える。「どれだけ大切なことだったとしても伝わらないものは存在しないのと同じ」情報発信や、自分自身が今やりたいことを模索している私には気づきや得ることの多い一冊でした。

🍀人が動く応援されるには

「自分が実現したい未来を語っても賛同は全く得られない」まず「今なぜこれを伝えるのか」自分が実現したい未来に向けて、行動するだけではなく大義が必要とのこと「自分が伝えたいメッセージ」「今なぜその企画を発信していくのか」この交わる接点を企画者は必ず見つけることが大事だそうです。

「今、なぜ、これを伝えるのか?」自分が興味あることを見つけたら、それが社会的にどのような意味を持っているか、そこまで考える視点がありませんでした。

🍀完璧な企画は「すごいねで終わってしまう」

企画やプロジェクトを立ち上げる時は、誰にも真似できない「コアコピタンス」をうまく使い。ほかが真似できない、自分たちしか持っていない核となるものを見極める。

コアコピタンス=得意分野・真似のできない能力

自分では当たり前のことでも、他の人から見れば、真似できないことも見極めていきたいと感じました。

🍀立案は初めて見た人の頭に「???」が浮かぶように

初めてその企画に触れた人の頭に「???」何だろうという感情が生まれるきっかけや引っ掛かりが大切とのことで、優れたアイデアは全てを一度に解決する力を持っているそうです。

さらに仲間集めででは、説得はNGなぜなら新しいことは理屈にあわないからだそうで、説得しようとしても無理が出てくるそうです。

そんな時は、ただひたすら楽しんでいることで、なぜだかある時を境に賛同者が現れるそうです。

私自身も、どうしても参加してもらいたく熱く語ることも多かったようです。まずは自分自身が楽しむ姿勢も大事なのですね。

🍀伝えることの大切さ

当書で特に印象に残ったのが次のフレーズ。

どれだけ大切なことだったとしても伝わらないものは存在しないのと同じ

バズル方法を考える前に「コンテンツファースト」手段にとらわれない。大切なのは情報を届けるという目的なのだから。

伝えるより「いいね」の数を意識してしまうことも多いです。目的を、しっかり意識すべきと感じました。

🍀世の中の大半の人は「にわか」

「にわか」が最高だという雰囲気を作っている場所にはどんどん人がよってきてどんどん盛り上がっていく。

このフレーズも響きました。

世の中の大半の人は「にわか」なんです。そのことを忘れてはいけない」

いざ「にわか」がやってくると「もっと勉強してから来なさい!」と一喝してしまい新しい人はどんどん近寄りがたくなる。

自分の知っていることは、すべての人の当たり前ではないのですよね。自分がはじめて、その世界に入った気持ちを思い起こすべきですね。

🍀まとめ

自分が発信や企画をする時は、どうしても自分が伝えたいことにばかり注力してしまいましたが、自分にしかない核を見極め「今なぜ、これを伝えるのか」向き合っていきたいと感じました。これから発信や企画をしていきたい私には、原点に立ち返るよい機会になりました。



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