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渡邊幸洋著『マネジメントを楽にする ゆるリーダーシップ』

🍀著者主催の「感想キャンペーン」応募記事です

🍀以下「応募記事」です

経営者でも管理職でもない私が、タイトルに惹かれて手にした『マネジメントを楽にする ゆるリーダーシップ』を読んでの感想文です。

そもそも経営者でも管理職でもない私がなぜ手にとったのか、それはプライベートで趣味のコミュニティーを運営しており、当書のリーダーを主催者に置き替え、何かヒントを得たかったのです。

ひょんなキッカケから、2年前に自分の趣味である「野鳥と鉄道」のコミュニティーが誕生しました。

コミュニティー運営は大変そうですが、参加者は全員面識のある好意的な人達ばかりで、大きな問題に直面したことはありません。

とは言え、私は学生時代を含めて、まとめ役になる経験は皆無なうえに、人間関係やコミュニケーションに悩む人生を歩んできています。

結成当初は、もう何をしていいのか全く分からず、メンバーに喜んでもらえる企画をしなくては、会をまとめなくては、時にはメンバーに泣き言をいいながら自分で企画をたてていました。

自分が頑張ることに一生懸命になると、周囲が見えなくなってしまいがちです。

つまり部下がどう感じているのか見逃してしまうのです。

渡邊幸洋著『マネジメントを楽にする ゆるリーダーシップ』より引用

私は自分の行きたい場所ばかり、自分がやりたいことばかりに焦点を当て、メンバーの気持ちは二の次になり、メンバーがどう感じているのかの視点は無くなって行きました。

最初こそ参加者も集まってくれましたが、次第に自分の企画に人が集まらなくなります。

当書にも書かれていますが、私の好きな事の押し付けになっていたのかもしれません。

しかし数ヶ月後に企画した旅が、満員御礼になり参加者全員が楽しい1日を過ごすことが出来ます。このころからメンバー自らの企画提案が増え始めます。

リーダー側ですることは、任せることだけです。任せてしまえば、部下が自分で行動してくれるため、いちいち心配しなくてよくなります。
任せることで心身ともに楽になるのです。

渡邊幸洋著『マネジメントを楽にする ゆるリーダーシップ』より引用

信頼できるメンバーの企画はどれも素晴らしく、普段参加しない方も含め、毎回多くの人が集まります。今では、提案された企画はすべて任せ、私は運営に徹し楽しむ側に回っています。

当書では「スーパーマンリーダー」「仮面リーダー」「ゆるリーダー」に分類されていますが、私は当書で推奨されている「ゆるリーダー」になることで自分を活かしていけそうと感じました。

【抜粋引用しています】

ゆるリーダーは対等な位置に立ちます。部下が自主的に考え行動してもらうためです。

ゆるリーダーは弱さを含めありのまもの自分で部下と関わります。支え合う関係性を大事にするので部下の意見に耳を傾け、部下の気持ちを優先します。部下の自主性を高めるためです。

統率力がないことがわかっているので、部下の後押しをするようにします。統率力を発揮することよりも部下の気持ちを優先します。

渡邊幸洋著『マネジメントを楽にする ゆるリーダーシップ』より抜粋引用

ゆるリーダシップ一言でまとめると永続する組織とは、社員自身が自分で考えて行動する自立型組織です。と書かれています。

人生で初めて主催者になり戸惑い、ここまできましたが、自立型コミュニティーを目指していきたいと感じました。

今後は、別のコミュニティーの主催にもチャレンジしていく予定ですが、当書を活用して揺るがない土台を築いていきたいと思います。

無理矢理コミュニティーに結び付けた感想にはなりましたが、人との関わり方や組織の作り方を考えた時に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。



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