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#04 “自己開示”で得たもの


自己開示への抵抗が少なくなり、次第に自己呈示になってしまった私ですが抵抗が、大きかったころは、セオリー通りに、できていたからこその喜びもありました。

今では私にとって「安全基地」となったコミュニティーで、セオリー通り趣味(鉄道)のことを自己開示します。

この頃は、いきなり重たい「自己開示」は好ましくないことを理解していた訳ではなく「自分のことを知られたくない・否定されたくない」なかで話せる内容が他になかったからです。

とは言え「他の参加者からどう思われるかのか・鉄道マニアだと馬鹿にされる」のでは、そんな心情と向き合いつつ、声を上げていました。

発言が終わりチャット欄に目を向けると肯定して頂けるコメントや、進行役の方にも好意的に迎え入れていただけました。

いつの日以来でしょうか自分自身の「好き」なことをに伝えられたのは、心の底から嬉しさがこみ上げてきたのと同時に、否定的な思考は、全て「思い込み」なのだと気づきます。

その後、オンライン会・SNSなどで交流を深めていきます。やがてリアルで会う場面が訪れますが、参加・不参加は任意なので自分の判断になります。

不安感はありましたが心理的安全性も確保されたコミュニティーのうえ、オンライン・SNS等で交流していたこともあり参加を決意します。

とは言え、オンラインのみの交流で、信頼関係は深まっているのでしょうか。

心理的安全性も確保された場でもあり、まだリアルでお会いしたこともないので、好きでも嫌いでもない相手と言う前提条件は、満たされた中で当日を迎えます。

「この間オンラインで拝見しました。私も鉄道好きなのですよ」私のことを覚えて、声を掛けていただき本当に嬉しかったその時の気持ちは、今でも鮮明に覚えています。

この方とは今では、泊りがけで鉄道旅行に行く仲ですが、やはり鉄道好きと周囲に「自己開示」することが出来なかったようです。

この一件から「リアル参加」にも、抵抗が少なくなった時に、とある女性と会話をしていると、いまペヨコさん(←私)の鉄道グループを作っちゃいましょうといわれます。

女性は、手慣れた操作でSNSグループを作成し、その場にも鉄道好きがいたことで、あれほどが苦手な私が、自分主催コミュニティを持つことになりました。

その後は、コミュニティーでの鉄道活動に男性のみならず女性参加者も加わり、楽しい日々が増えていきます。

ここで新たな悩みも出てきます。それは人との距離感です。ここまで仲よくなった方達とは、どの位の頻度で連絡をするのか?どこまで接していけばよいのか?が全くわかりません。

暫く連絡を取り合っていなくても、会えば楽しい1日が過ごせる。利害関係や年代・性別も関係ないコミュニティーでは、このヤマアラシのジレンマ感覚こそが大切でした。

いつでも一緒に楽しめる仲間ができたことで、逆に1人時間孤独感・疎外感を感じなくなります。

私は「自己開示」を通じて、一緒に楽しみつつ、お互い束縛をしない友人・仲間と出会え、1人時間も充実し、自分主催グループを持ち、人との距離感まで学ぶことができました。

身近な人以外を,拒絶していた私の人生が「自己開示」で大きく変化しました。みなさんにもこの「変化」が伝わることを願っています。

#05 経験から、お伝えする“自己開示”の方法

#00 序章(プロローグ)自己開示の力

参考・引用文献
・ポーポー・プロダクション著
『ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避人間関係の心理学』
・樺沢紫苑著『ストレスフリー超大全』
・樺沢紫苑著『精神科医が見つけた3つの幸福』



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