見出し画像

未来の自分を信じて~樺沢紫苑著『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』

樺沢紫苑著『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』を読みました。

『言語化の魔力』が手元に届いた今まさに、人生の選択の岐路に立たされる出来事が起こっていました。

この出来事が起こり数週間は、気力もあり解決への道筋を考えていました。しかし次第に気持ちもネガティブになり、思い悩むことも多くなります。

「どちらの道に進むべきか」「自分の気持ちに正直にいくか」「現実的に考えた方がよいか」このあたりで、全てのやる気と思考が停止しました。

当書に書かれている「ワーキングメモリー」が一杯になった状況だったのでしょう。

一杯になった「ワーキングメモリー」を開放しないことには先に進めません。そんな思考停止中に素晴らしいタイミングで出会った『言語化の魔力』で響いた2つのことを実践してみました。

ひとつ目が、思っていること、感じているそのままを、ただ話す「ガス抜き」です。直近で、お会いする方には積極的に自分の今の状況を話していきました。

むろん悩みが解決した訳ではないですが、心が穏やかになり不安感が減少しました。

ふたつ目が、ノートに書きだす事です。当書には、文章や図形など、頭のなかにある考えを外に出すことを、メタ認知科学において「外化」というと書かれています。

ある方にガス抜きをしているとき、一度ノートに書きだしてみるのがいいとのアドバイスがあり、奇しくも実践しようとしていた『言語化の魔力』に書かれていた「外化」でした。

その方は、いまの自分が悩んでいることを、過去に経験して、のりきってきた方です。巻末には感情や経験に訴える時代と書かれており、まさしくナラティブ(語り)により私の感情が動きノートに書く行動へ結びついたようです。

さっそくノートに書き言語化すると、頭が解放されていく感覚が味わえました。みるみるうちに「ワーキングメモリー」が開放されていきます。

外化し、将来の進みたい道や自分の気持ちが明確になり、方針は見えてきました。ところが「いま実績はない」「本当にできるのか」などの気持ちもでてきます。

どうしたものかと『言語化の魔力』を手に取ると「未来の視座」との項目が、これだと直感しました。

「今できなくていい」「自分にはできないと最初からあきらめない。半年後、1年後の自分を信じてみる。半年後、1年後から逆算して、今すべきこと(TO DO)を明確にする。今できなくても、最後にうまくいけばいい。最後に辻褄をあわせればいいのです。」と書かれています。

すぐに未来の自分から逆算して、今すべきこと(TO DO)を明確にしてみました。おどろく事に明確化したことにより不安が少なくなり希望が多くなりはじめます。

この今すべきこと(TO DO)をしていると、なりたい自分になっている姿が常に頭に浮かび、とにかく楽しく気分がポジティブになり行動が加速し迷いも少なくなりす。

いま現在進行形で悩んでいるひと、なりたい自分があるのに、いま実績がないと踏み出せない人に『言語化の魔力』を読んでいただき不安を希望に変えて欲しいと感じました。

私の人生の中でも、大きな決断が迫られる現在進行形のこの悩みも『言語化の魔力』で数年後には、思い出話になっていることでしょう。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?