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ギルドレ1巻ネタバレ感想

はじめに。
文ストが好きすぎる私が書いているので、文ストのアニメ本誌その他諸々のネタバレを含みます。
ご注意くださいね。




これは…。外交的でしっかりしてるシンジ君と、優しいところが表に出てるアスカのバトルストーリー…?(大変粗い初期印象です)

中盤、ついに救世主の能力が明らかに。客観的には数多の可能性の未来から1つを選んで引き寄せる力…主観的には未来を体験してから巻き戻して望む未来になるまでやり直す力…これは…なんか既視感がある…フクチさん…? フクチさん、世界を何度も救った英雄ですものね。チート能力の人には志高く無辜の民を救わなくてはならないというぶれない倫理観を感じます。広い意味のノブレス・オブリージュ? らんぽさんもきっとこの系譜。
未来視と言ったら先におださくかもですが、おださくは小説版で異能の働きを詳しく説明してくれてるので、描写の違いがはっきりしていて一括りにしにくくて。フクチさんの異能も、言語化されたら救世主の力とはまた違う機構だなって思うのかも知れないですね。

もう少し進んで、実験室。科学者はみんな梶井さんみたいになっちゃうの?いや、Nは表面的にはちゃんとした社会人でしたね。過去を変えていることがわかり、ますます救世主のフクチさん味がアップ。変えられる過去には制限があり、起きた事実を他人が先認識してしまうと、その時点以前の事実が確定されてしまい救世主には変えられなくなると。他人の認識問わず過去改変ができるフクチさんは救世主よりチートですね…。
能力面以外では、記憶がないのに戦況を的確に判断するし大人の心理も見抜くし煽りも上手いし内心の動揺もオダサク並みに低温だし、なんだこの子は。一人称なんだけど、主人公のキャラがまだ測りきれないので共感しながら読むのはちょっと難しいな…。

全体的にキャラクターの容姿や動きに関する描写は少なくて、漫画のイメージから脳内補完できる文ストと違ってちょっと読みにくいかも。。挿絵がないせいもあるのかな。1冊が薄い割になんか時間がかかりました。

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