見出し画像

まもなく2021年、川崎市長選挙

来る10月31日に川崎市市長を選ぶ選挙が行われます。

立候補者3人を紹介したいと思います。

現職で3選をめざす福田紀彦さん

ひとりめは、現職の福田紀彦さん(49)で3選を目指します。

Wikipediaをみると、福田さんは、川崎市立長沢中学校卒業後、父親の転勤によりアメリカ移住。米国ファーマン大学政治学専攻卒業後、衆議院議員松沢成文の秘書、公設第一秘書となる
2003年、神奈川県議会議員選挙(川崎市宮前区)に民主党公認で初当選し、県議会最年少議員
2009年10月、川崎市長選挙に無所属(民主党推薦)で出馬するが、現職の阿部孝夫に敗れ落選
その後、神奈川県知事松沢成文の秘書、早稲田大学マニフェスト研究所客員研究員を経て、2013年、川崎市長選挙に再び無所属で立候補し当選。以後現職。

という経歴をもちます。その後、順調に市政を続けてきた印象です。

評論家ではなく、議会や団体とわたりあって2期やってきた自負にあふれているように思います。「実行する」という言葉に重みがあり、川崎市の運営においては任せて安心という感じがします。民主党の系譜をもつ福田さんですが、市民の声をきちんと聴けているか、今後、検証したいな~と思いました。

市議会の傍聴を続け、市政の諸施策を研究した市古さん

ふたりめは、市古博一(いちこひろかず)さん(73)

福田市政の問題点はないのでしょうか。問題点を指摘し、市民の声を聞くべきだとするのが、市古さんです。

以下公式サイトより引用

経歴)東京大学教育学部を卒業。1972 年から川崎市立住吉中学校(国語)、1990 年から苅宿小、今井小、東桜本小、浅田小など小学校教諭
■平和・民主・革新の日本をめざす中原革新懇事務局長。
■川崎市教職員連絡会の役員・会長を歴任。
■中原区在住、家族は妻(元共産党市議会議員)、子ども3人(長男、次男、長女)は独立。
■趣味は、絵画(油絵)、山登り、早朝ジョギング(40 年来ほぼ毎日、多摩川河川敷を 5km 程度走る)、毎年「第2のふるさと」と慕う尾瀬ハイキング。多摩川の自然と尾瀬をこよなく愛する。

要求をまとめると、

・地域の様々な住民要求がないがしろにされている
・この4年間、市議会の傍聴を続け、市政の諸施策を研究
・市独自の 少人数学級の実現やコロナ感染対策の強化を求めて、川崎市に繰り返し要求

福田さんと市古さんの視点は中学校給食での対応が象徴的です。福田さんは、民間活力を使っての大規模給食センター方式。自校方式をもとめる署名を2万名集め、市内47校のうち、3校を自校給食にしたのが市古さん。

福田さんはコストや運営など効率面を重視、市古さんは子どもの健康面を重視といった印象です。どちらも重要な要素に違いはありません。

政策面では、基本政策大綱(案)の8つの柱をかかげ、川崎市の財政に関しても市民重視の政策を求めています。川崎市は市民増加に伴い、財政状況は悪くないんですね。市民税が多くなったのなら市民に還元すべきだというのが市古さんの主張です。

奥さんが共産党で市古さん自身も共産党の推薦を受けています。皇室反対、自衛隊反対、共産主義の共産党は、国政ではまったくありえないのですが、市レベルでは、共産党公認ではなく推薦ということでは、もしかしたらありえるのかなと市古さんの政策をみて思い出しています。4年間市議会をみてきた言葉は重いなと思います。


英語を使う学童保育の会社役員の川村るみ子さん

三人目は、川村るみ子さん(42)

川村さんは市古さんとは違った視点で市政にアプローチしています。話はわかるけど、今一つ厚みが感じられない印象です。機会があれば、もっと話を聞いて判断したいです。

経歴は公式twitterより引用しました。川崎市で2児の母、現在取締役。Trester(株)を起業→2人目出産をきっかけに自社の株式を上場企業へ譲渡現在取締役。趣味はひたすら掃除、洗濯。

 政策は公式サイトより抜粋
■市長の報酬削減 →「即取り組む政策」を実現するまで市長の報酬を30%〜50%カット
■コロナ対策 →コロナ専門会委員会を設置、医療従事者に賃金のベースアップ
■地域の美化と治安改善 →ゴミ収集を週2回から週3回に戻す
■子育て世代の支援 →中学3年生までの医療費を0など
■高齢者支援 →要介護1・2の市民、もしくは要介護1・2の家族を持つ市民に月2万の補助
■財政政策 →法人税優遇で企業を誘致
■情報システム政策 →民間からIT専門家委員会を立ち上げ、情報システムを強靭化
■施設の民営化 →学童保育、老朽化した学校プールを民営化
ユニークに感じたのは、長期政策として税金の一部を現金給付または川崎独自のiDeCoを導入をかかげていることです。

どの候補に入れるか、まだ検討中ですが、土曜日までに期日前投票します!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?