見出し画像

水素エネルギー社会への取り組み

水素は、化合物として無尽蔵に存在する物質です。その水素はうまく使うことにより大規模かつ長期間のエネルギーの貯蔵をすることができます。気候などの要因により不安定な再生可能エネルギーを含め多種多様なエネルギー源から製造し、貯蔵・運搬することもできます。(水素を用いたエネルギー貯蔵・利用(Power-to-gas)

そのモデルケースが山梨県に集まったさまざまな水素産業により進められています。

水素エネルギー社会の実現に向けた山梨県の取り組み(H29)より

日本政府は、2017年の「水素基本戦略」で、2030年までに30万トン、2050年までに1,000万トンの水素の利用を掲げました。

しかし水素社会を実現するにあたって、大きな壁となっているのが、「水素のコストの高さ」です。

水素の製造方法にはさまざまなものがあります。例えばエネファームは天然ガスから水素を取り出します。電気分解では水から水素を取り出すことができますが、どれもコストがかかります。

川崎重工、岩谷産業、シェルジャパン、J-POWERの4社によって2016年に設立された「CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(以下HySTRA、ハイストラ)」は、水素を低価格で製造するために、海外の未利用資源に目を向けています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?