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わたしとぽろしり栽培

ぽろしりという品種のジャガイモがあることをご存知だろうか?


この品種はポテトチップスのために改良された品種ででんぷん量が低めになっている。これはポテトチップスとしてあげたときにでんぷん量が多いと焦げ付きやすくなりきれいな狐色になりにくいから…とのことらしい。
そしてその品種を作ったのは他の誰でもないカルビーポテトなのだ。
ポテトチップスのために品種改良までやっちゃうその企業努力すごすぎ。

そんな可愛いネーミングのぽろしり(十勝にある山の名前から取ってるらしい)が一昨年から簡単に一般人でも栽培できるようになった。
そう、袋栽培キットがでた。

ポテチの風貌をした袋栽培キットともうそれはポテチ!!!な種芋の袋がでた!!!!!

下にPRTIMESの記事貼っておくので見てほしい、それはもう紛れもなくカルビ〜の〜ポテトチップス♪なんだ。

2年目となる今年のシーズンはホムセンだけでなくハンズやらロフトやらにも導入実績を出し、しかもポテトバケツとかいう新商品を出した。

もうそれはじゃがりこでしょうがよ!!!!!!!!!!!!!!
てかじゃがりこってはっきり書いてる!!!

ここまで面白い経緯のあるジャガイモがご家庭で簡単に栽培できるとあっては流石に黙っているわけにいかない。
ので、買って育ててみている。

ぽろしり栽培キット買ってみた


私はじゃがりこ派なのでバケツを購入。そして種芋も購入。
この栽培キットにはメチャクチャに圧縮された土塊と袋がついてくる。
このメチャクチャに圧縮された土塊を袋に入れ、水をかけまくるとふかふかの土になっていく。バケツの底にガイドライン通り穴を開け、種芋をセット。さっき戻した10Lの土(そんなに増える!?と思う量)を入れて完成だ。

ここまでの話も説明書に書いてあるのでキチンと読めば何とでもなる。
ちなみに土は最初から肥料も入っているので追肥不要、ぽろしりの種芋は売っている状態で既に小さめなので割ったりしなくていい…らしい。家庭菜園初心者にはよく分からんけどありがたいポイント。

2月に植えて大体一ヶ月たたずくらいで芽が出た。
そこからすくすくと3本生えて、育ってきた。
みてほしいのだが、バケツからなんか生い茂ってて草。

意外と背が高かった。

というかじゃがいもなんて育てたことないのでこんなに伸びるもんかという感想になる。
乾燥には強いので土が乾いたら水をあげてね、とのことだけど毎日見るたびしっかり乾いとるやん。うちにはジョウロがないので毎回コップで汲んであげている。

育ってくると病気もある。

私は住んでる賃貸のベランダでそだてているので虫さんなんぞ来ないとたかをくくって過ごしていた。虫がこなきゃ病気の類は問題なしと思っていたのだ。
ところがある日葉っぱをみたら白い斑点が出ている。
調べてみたらうどんこ病と言うらしい。白い斑点はカビで、蔓延してしまうと葉っぱを覆い尽くし光合成を阻む…とのこと。
え!?こんなところで育ててるのに病気!?と衝撃を受けた。ベランダ栽培も油断ならない。
これが結構焦ってしまって、一刻も早く何とかしないと枯れてしまう!と思った。私は毎日眺めるぽろしりにそれなりに目をかけていたらしく、生き物として普通に心配になっていた。素早く農薬を調べてAmazon Primeのカートにシュートした。朝入れれば夜届くことにここまで感謝したのは初めてかもしれない、ありがとうAmazon Prime。
そいつをぶしゃぶしゃ噴いて翌日みると、白い斑点が灰色になっていた。
(おそらく)治療成功だ。これには結構安堵してしまった。

多分治療成功。治療がまだの奴らもいるので結構農薬をかけてみている。

そんなこんなでいまぽろしりを育てている。
初めは品種とバッグへの興味だけで買ったみたものの、育ててみると毎日見るので愛着が湧いてしまう存在となっている。
家に花を置いたりもしてこなかったので、家で人以外の命を目にかけることが新鮮で面白い。
順調にいけば夏あたりに収穫となるらしいので、それまでゆっくり見守っていきたい。

色々大変だけど、とりあえずぽろしりは元気です。

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