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僕とヴェルディの10年。

ヴェルディを応援し始めてから10年。
何で自分がこんなにもこのクラブに惹かれたのか、この10年をここで振り返り、そして自分の目標を改めて確認したいと思ったのでこの記事を書くことにしました。

まず軽く自己紹介をすると、
兵庫県生まれ、東京都稲城市育ちで、桐朋中・高出身、京都大学に通う大学一年生です。

2012年に初観戦→2回目→2013シーズンから本格応援を開始し、18シーズンまでは基本1人か友達と観戦→19シーズンにVERDISTAに加入→20年途中から21年は大学受験のため試合には行けず→今年復帰

といった感じです。

ここからは、
①サポーター人生のスタート
②このチームのどこに惹かれたのか、そして今に至るまで
③2022シーズンへの思い
④自分がヴェルディに貢献するための4つの軸
⑤今後の目標
の5点に分けて書いていきます。

①サポーター人生のスタート
〜初観戦から2回目の観戦〜

2012年7月、僕が所属していたサッカーチームがヴェルディの試合に招待されました。細かいことは退場者がでて2ー0で勝ったことしか覚えていないのですが、今になって調べてみると、出場メンバーに小池純輝選手と梶川諒太選手の名前がありました。ただ、これよりも前にFCなんとかや日本代表の試合を勝ち試合含めて何度か見に行っていたのですが、何故かこの日初めて、「生観戦って楽しいな」って感じたことは覚えています。何の参考にもならなくて本当に申し訳ないですが、直感的にそう思いました。

そしてこの年の11月のホーム最終節横浜FC戦、小学校にヴェルディの招待チラシが届き、親に連れて行ってほしいとお願いしたら連れて行ってくれました。結果はオウンゴールで0ー1負け。確かここでプレーオフ進出を逃し、悔しそうなサポーターを見て、初めて「J1昇格」というのがこの時のクラブの目標なんだなということを認識しました。

こうして翌シーズンから僕のサポーター人生が始まりました。

②このチームのどこに惹かれたのか、そして今に至るまで

稲城市の小学校に通っていたとはいえ、周りにヴェルディのファン•サポーターなんて1人もいませんでした。ホームスタジアムの周りは青と赤でいっぱい。でも、なんか「ヴェルディ」っていう名前と音がたまらないくらいにカッコよかった。そして、友達や都民のJリーグ好きの大多数がFCなんとかをなんとなく応援している中、数は多くないけど熱く「J1昇格」という分かりやすい目標にむけてチームを勝たせようとするヴェルディのサポーターが本当にかっこよかった。直感的にヴェルディというクラブに惹かれていた自分は、「いつかこの多数派を見返してやる」と強く思った。これが自分がこのチームに引き込まれた所以です。

2013年から2015年くらいまでは、小学生のうちは1人で試合に行くことが許されていなかったので、親に連れて行ってもらうか、親がいけない時は友達の親に家電でお願いして、友達と一緒に連れて行ってもらいました。これで行った2013年の最終節、関光博がゴールを決めたのは今でも覚えてる。他にも、国立での中島翔哉のゴール、平日に京都に0ー5で負け、「俺が代わりに出てやろうか」と怒っていた人がいたことも鮮明に覚えています。そして、小4の時に初めて若葉台駅でのヴェルディのチラシ配りに参加して、自分もヴェルディの一員になれているみたいなのが嬉しかった。その後は親に送り迎えだけしてもらって高幡不動でのポスター貼りにも参加したりしていました。ここで堀江さんや梅澤さんといったスタッフの方々、そしてボランティアで参加されていたサポーターの方々にすごく良くしてもらって、可愛がってもらったのを覚えています。家の近かった北脇健慈選手が公園で一緒にサッカーしてくれたのも良い思い出です。こういったヴェルディを愛した人との関わりが自分のヴェルディ愛を加速してくれました。

初めて買ってもらったグッズ、ゼビオの練習着。
若葉台の夏祭りに出店したヴェルディのお手伝い
堀江さんと北脇選手と友達と大人数の前でヴェルディ愛を
語りました。

自分が地域活動の活性化に意欲があるのは地域活動によってチームをより一層好きになった過去があったからだと思います。夏祭りの100円くじで当てたアスレタの斜めがけバックは今でも使っています。

2016年に私立中学校に進学すると、小学校の頃の友達とも離れ離れになり、試合には基本1人で行くようになりましたが、「小杉組」という謎の応援団体(?)を作って小学校が同じだった人とTwitterで集まった人(この集め方は今思うと良くないですね)と、活動(?)していました。ネットリテラシーのない中、SNS活動をしたことで多くの人に嫌われていたと思います。自分の黒歴史です。笑

この時期も、自分を見捨てず優しく指導してくれた方のお陰で今の自分があります。

謎団体は解団し、2017年からは本格的に1人でホームの試合はほぼ全部行くようになり、2018年には松本に鈍行で行きました。松本でのバス待ちの経緯、そしてサポーターの一体感に心が震えた。プレーオフも全部行って、過去最高の喜びと悔しさを1週間に2度味わいました。今の親友と出会ったのもこのプレーオフだったので、本当に忘れられない3週間になりました。

2019年からはVERDISTAに入りました。一年目、自分から話せる人はほとんどいなかったけど、ゴール裏で一番熱いエリアで応援することで新たに気付かされることの多い1年でした。そしてこの年は自分がヴェルディの為にできることはなんだろうというのを本気で考えた一年でした。スポンサーさんのように金銭的な協力をすることはできない、選手のように実際に試合に出てチームを勝たせることもできない、そんな中で自分に応援以外にできることは「新規サポーターを増やすこと」、「既存サポーターの交流を増やすこと」だと思いました。詳しくは後に書きますが、この2つのことを自分がやっていこうと思いました。

2020年は開幕戦に行くと、その後は長期の中断。
再開明けのホームゲームは行っていましたが、西が丘の北九州戦を最後に大学受験が終わるまでは試合に行けませんでした。

2021年は1試合も行けず、2022年の開幕を迎えました。

③2022年への思い
〜2020年の一連の騒動から全試合通うようになるまで〜

2020年冬、自分は受験勉強を始めるにあたってLINE以外の全てのSNSをスマホから削除し、情報を遮断して、さあ勉強を始めようかと思っていたその時、「ヴェルディ消滅危機」「ユースが乗っ取られそう」というぞっとするようなニュースが僕の耳にも入ってきました。詳しいことは分からないのでこの件について深く首を突っ込むことはしませんが、この時に自分は「当たり前にあった大好きなヴェルディがなくなるかもしれない」という考えたこともなかった恐怖を覚えました。そして一連の騒動や羽生さんのコメントを見ている中で、経営能力があるだけでなく、チームを強く愛する人、チームのために自分の名誉を賭けれる人が経営のトップに立つべきだという考えになり、「いつかは自分がその立場に」と思うようになりました。そして、推薦を使って進学先を早く決め、ヴェルディの試合に行くという選択肢もあった中で、一流の経営者になる為、1年間はヴェルディに行くのは我慢して、京都大学に入る為に勉強をしようと決心しました。

そして実際に入学することが許され、4月から京都に住み始めました。最初はしばらくスタジアムに行かないつもりでした。でも、同世代の友達が自分がいないスタジアムに通ったりしているのを見て、ついには太鼓も叩いていたりしていて、凄く悔しくなりました。「自分の気持ち」は自分が行動する上で一番信用できる基準になると思っているので、この気持ちに素直になって、4月末から試合に行くようにしました。そうするとやっぱり、現場に赴いていない自分が偉そうに「ヴェルディの将来の社長になりたい」なんて言っいるのはダサいなって思い、土日は授業もないし平日に勉強頑張ってれば問題ないっしょということで、毎試合行くようにしました。

現場に行くことで、チームが進化している部分やここはもっとこうすれば良いのにっていう部分が見えてくるし、何よりヴェルディが大好きな人と関われるし、色んな応援スタイルの人に触れ合えてそれが純粋に楽しかった。そして、団体内にも団体外にも自分よりも全然プロフェッショナルなサポーターの方達がいて、色々と刺激を得られました。やっぱり試合に行くことで、勝っても負けても色々な経験を積めるなって思いました。

④自分がヴェルディに貢献するための4つの軸

ここでは自分が並行して意識している、スタッフの立場にない自分がヴェルディに貢献するための4つの軸を紹介します。

その1 応援
応援することが一般人ができるチームへのサポートというのは言わずもがなですが、あえて何か言うとすると、アクションしていくことが大事だと今年一年で強く学びました。ただここで忘れてはいけないのはこのアクションというのはサポーターの投げやりの行動になってはいけないというのも学びました。その行動はチームに対してどういうメッセージを伝えたくてやっているのか?その意図を伝える最善の方法は何か?そもそもそれがヴェルディのためになるのか?ここを本当に慎重に考えて、議論しなければいけないものだと思います。

その2 地域活動
自分が地域活動を通してヴェルディをより一層好きになったということもあり、地域活動にも協力できる限りは協力したいと考えています。コロナや人手の問題で、色々できない理由はあるのかと思いますが、チラシ配りや地域のお祭りへの参加など、昔は当たり前にやっていたことが大事なんじゃないかと、自分は思っています。過去の自分がそれで惹かれたので。(やる側でもあったけど)

その3 新規サポの増加
自分は積極的に友達を誘うようにしています。
ただ、誘うといっても無闇に誘っているわけではありません。賑やかなのが好きそうな友達は集客試合に、他サポの友達はその子が応援しているチームに所属歴のある選手がいるチームとの試合に、と一応の工夫はしています。ただ、普段から自分がInstagram等でサポーター活動を楽しんでいる様子をアップしているので、自分が誘うと、ありがたいことに断ってくる友達はほぼ居ないです笑
そして1試合くるだけでは寂しいので、初観戦の時にはチケット代である程度のお金は使わせつつ、おすすめのグッズを紹介して自分で買うという体験をしてもらったり、サポーターの方に譲ってもらったタオルマフラーを渡したりして、「もう一回行きたい!」「自分で行きたい!」と思ってもらえるように工夫しています。実際に、高校の友達でヴェルディのサポーターになってくれた友達は結構います。
サポーター自身が広告塔になるというのも大事なのかなーと。

その4 ファン・サポーターの交流
さっきあげた、「新規サポの増加」がバケツの水を増やす活動だとしたら、この「ファン•サポーターの交流」はバケツの穴を塞ぐ活動かなと思います。(使い方あってるかな?笑)ヴェルディが好きな仲間ができれば、よりヴェルディ沼にハマりやすいかなと思っています!笑
自分は今まで、稲城市のサポーターの交流会や学生サポーターの交流会を、色々な方の協力もあって開催させていただきましたが、ここで出会った方とのご縁は今でも続いていますし、友達同士が友達になったりもするので、コロナも落ち着いてきたし、こういう活動はもっとどんどんやっていきたいなと思います。

2019年学生サポーターの会



これら4つの軸はお互いが邪魔するものでもなく、並行できるものだと思うので、これからも取り組んでいきたいと思います。

⑤今後の目標

まずは自分達より上の世代の人が安心して世代交代ができるように、応援でもっともっとやること。自分の意見を持って、人を動かせるようになること。

また、
上にも書いたようにいずれはヴェルディの経営者になりたいと思っていますが、自分の力ではどうにもならない部分もあるし、正直漠然としているので目標とはしずらいです。まずは自分の会社がヴェルディのグリーンパートナーになることを目標に設定したいです。そして、それが達成できたらコーポレートパートナーを目標に切り替えます。自分の代で達成できなくても、自分の魂を引き継いだ人が達成してくれても良いです。

何より、ヴェルディの為に何ができるかを考えて毎日を送りたいと思います。そうやって毎日を送っていく中で自分が辿り着く場所、それが自分の目標です。

以上です。長々と失礼しました。

まずは今年残り4試合、全部勝ちましょう。

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