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居心地って?

「長時間一緒にいて疲れない人」
究極の〝居心地〟の良さ…でしょうね。

居心地…私の中では、最近の急上昇ワードです。 

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あぁ、私にもそんなことを考えた時期が、あったっけ…。
恋する人が感じる言葉だよね〜。
  
「長時間を共に」を前提にしなければ、使う場面が少ない言葉かも知れないな…。
ところで「長時間を共に」って? 
あぁ、この場合は結婚のことでしょうね。

んん?他の場面があるの?

・・・・・・・

あいにく、それほど居心地の良い人と出会ったことがない。
と言うか、その記憶がない。 
きっと、私は「他人の居心地を悪くさせる人」。

そして私自身もまた、本当の「居心地の良さ」を未だ知らない。

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「今、僕が何を考えているか、わかる?」 

こんな言葉なら幾度も耳にした。
そんな記憶がある。 

さほど居心地の良い相手では無くとも、ある程度の時間や経験を共にすると、何となくわかるようになる…もの。 

しかしその問いを、真正面に返答したことは一度もなかった。 

道行く車。
犬を連れる人。
歩道に舞い落ちる枯れ葉。 
あるいは青青とした木々の葉。

景色を眺めながら「今、あなたが考えていることを言い当てましょうか」などと言ったところで、お互い良い思いはしない。

「わかる」と言った時点で、相手は気分を害するに違いない。

況してや言い当てようものなら、間違いなく沽券に関わるだろう。
大外れだったら、こんな人とは居られないとの結論がつくだろう。

いずれにしても「沈黙こそ金」状態である。

これぞ、究極の〝居心地の悪さ〟である。

何もわからないバカな顔をする。
馬鹿っ面な女を前に、人は呆れて去って行く。

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「居心地」って、何だろう。
「この人ならこんなことを言うだろう」と、想像できる安心感。
「この人なら異論を唱えないであろう」と、信頼できる安堵感。

えっ?
そう言うこと?

居場所のない冷ややかな家、〝おまけ〟の私には死ぬまでわからない言葉だろう。

一生、理解出来ない言葉があっても良いかもなぁ…と思う、今日この頃。

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最後に今日は、別れの気持ちを丁寧に表現されているmiko_2さんの作品をお借りしました。
ありがとうございます。

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