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続、筋肉量を増やそう~実践編~

こちら前回の記事になりますので、こちらから見ていただけると内容がすんなり入ってきやすいので是非ご覧なってください↓

 そもそも何故、筋肉量不足と判断するのか?

これは色々な理由があるのでしょうが、大きく分けると4つ

①病院の検査や体組成計などで、基礎代謝が低いと判断されたから

②医師やリハビリの先生、または柔整師や鍼灸師などに、筋肉量不足で身体が悪くなってると判断されたから

③ボディメイクをしていて、指導者などに見た目的に足りないと判断された

④スポーツをしていて、コーチや仲間から身体が足りないから大きくしたほうが良いと判断された

となり、思春期で人と比較して足りないと感じる、というような場合もありますが、第三者に「判断される」となるとこのような感じではないかと思います。

筋肉量を増やすには

このテーマは非常に多くの方が発言していますので、当記事ではあえて違う方向から書かせて頂きます。

筋肉量を増やすのに、ボディメイク競技者やトレーニーの配信している情報では、このような感じの内容をよく目にします。

〇持ち上げられる限界の重量の70%以上で行う

〇使っている部位を徹底的に意識してオールアウトさせる

〇糖質やたんぱく質等は2~3時間おきに摂取し、常に身体を満たしておく

〇可能ならば最終収縮から最大伸展までフル可動域でトレーニングを行う

〇軽負荷で沢山回数を行う日も定期的に加える

〇運動前~運動後にタイミングよく糖質やたんぱく質を摂取する

〇睡眠、休養からZMAなどのサプリの摂取などリカバリーの意識する

などで、これらはすべて正解であると思います。

そもそも身体作りが上手くいっている人が実践している内容ですので、賛否両論あるでしょうが、よほどの事がなければハズレる事はないかと思います。

しかし、このような記事を調べて読む方からしたら、「いや、そんなんはしてるけど筋肉増えへんねん!」って感じなんじゃないかと思います。

ボディメイク愛好家の理論は、ボディメイク愛好家にこそ真の効果を発揮する

上記したような筋肉量増大は、メカニズム的にはしっかりしてそうで、科学的に正しいように思えますが、最初に述べた筋肉量不足の4分類の中の③には該当しますが、他の3つには該当しない場合もあります。

何故なら、ボディメイクのゴールは無駄な脂肪はないが、筋肉だけが大きく張り出しているような状態を指しますので、医師や治療家、スポーツ競技のコーチが望む身体とは大きく異なるからになります。

特にボディメイク愛好家の望むのは、筋形質という筋肉中の栄養素をたくさん含んで膨れ上がったような筋肉ですので、大量の糖質とたんぱく質を必要としますし、栄養を大量に摂取すると内臓に負担をかけますので、特殊なリカバリーも必要となります。

筋肥大の情報を積極的に世に発信しているのが、ボディメイク愛好家である場合が多いので、筋肉増大法のベーシックと勘違いされやすいですが、もう一度書くと、「ボディメイク愛好家の理論は、ボディメイク愛好家にこそ真の効果を発揮します」、全員にではありません。

ベーシックでないはずが実際にあった筋肉量増大の例

筆者は以前、大相撲協会に所属していたのですが、トップの力士たちは、上記したような筋肉量を増やすテクニックとは全く異なる身体作りをしていますが、筋肉量や強さはステロイドユーザーである海外のトッププロボディビルダーを除いては、桁外れなサイズを誇ります。

十両以上の力士では、除脂肪体重が100kgをはるか超えている者が多いですが、生活や運動内容は、

〇1日2食でドカ食い

〇5~10秒くらいの全力運動

〇毎日5~8時間の稽古時間

〇稽古は殆ど毎日ある

〇米と鍋を中心にした食事

であり、一般的な筋肉量増大とは全く違うスタイルで身体作りをしています。

サプリメントと科学的トレーニングを用いる方もいますが、痩せ型になりやすく、絶対パワーやフィジカルなどは、昔ながらの稽古と食事で作った方のほうが強いと、関係者からも聞いております。

ストロングマンコンテストに出場しているような選手も、基本的には3~5秒程度の超瞬発系運動やサーキットトレーニングのような長時間運動を主にした運動様式を好み、ドカ食いをベースとしてサプリで調整したりしますが、圧倒的な筋肉量を誇ります。

大学のラガーマンなども、基本は3食のドカ食いと必要に応じて補食を行い、有酸素運動と人との強烈なコンタクトをベースに、補強としてのウエイトトレーニングを行うスタイルですが、フィットネス競技の選手などを遥かに凌ぐとてつもない筋肉量を誇ります。

ゴリラやチンパンジーなどは、遺伝子的には人と99~98%くらい一致しますが、飼育された個体でも握力は350~500kgにも及び、基本は草食なのにも関わらず骨格筋量などは鍛えた人間と比べ物になりません。

意図せず筋肉量が多くなる場合

〇女性などで慣れないヒールを履いていたら、ふくらはぎがとてつもなくマッチョになった

〇現場仕事をしていたら、なんか知らんが前腕が異様に太い

〇首回りがもともと太い

等、様々あげられます。

ホルモンの基礎的な分泌量であったり、先天性要因もありますが、上記したイレギュラーの共通項は、


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