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はじめに

お子さんを授かった人で「無事に生まれてほしい」と願わない人はいません。誰もが願い、生まれてくるのを待ちます。医療技術は進歩し、出生前に多くの検査をすることができるようになりました。また、検査結果で出生前に治療を行うことができる場合がありますし、出生後に行う治療の準備ができる場合もあります。

現在、出生前に行われている検査は精密超音波断層法検査（胎児超音波断層法検査）による形態異常（奇形）などの診断と、遺伝学的検査による染色体異常などの診断に分けることができます。

青山ラジュボークリニックは遺伝学的検査、NIPT（新型出生前診断）を行なっています。このNIPT（新型出生前診断）は母体から採血した血液から、胎児の染色体異常を調べる検査です。

みんなのビジネスジャーナルでは青山ラジュボークリニックのNIPT（新型出生前診断）について概要、どのように行われているのか、結果報告はどう知らされるのか、検査精度は、そして口コミ・評判など、読者のみなさんが気になることを調査し、まとめてみます。

青山ラジュボークリニックとは？

青山ラジュボークリニックは順天堂大学医学部出身で、一般社団法人統合再生医療研究会で代表理事を務めていた沼本秀樹医師が2016年、開業されました。青山一丁目駅から徒歩5分、外苑前駅から徒歩２分という、仕事帰りの妊婦が気軽に立ち寄ることができる、お腹の赤ちゃんに負担がかからないというロケーションにあります。個室が用意されており、女性スタッフがきめ細やかに対応していることから、リラックスして受診できると好評を得ています。

青山ラジュボークリニックを開業した当時、沼本秀樹医師が代表理事を務めていた一般社団法人統合再生医療研究会は「統合医療及び再生医療における研究並びに臨床研究を推進し、その進歩、発展を通じて人類の健康増進と福祉の向上に寄与することを目的」として設立された学会です。

再生医療という言葉はニュースなどで耳にされたこともあるでしょう。これまで有効な治療法のなかった疾患の治療ができるようになるなど、国民から大きな期待を寄せられている治療方法です。再生医療による治療の一つとして知らせ、話題になったのは2014年9月には世界で初めてiPS細胞を利用した移植手術でしょう。着実に成果を上げてきている最先端の医療技術だといえます。また、統合医療は、近代西洋医学と相補(補完)・代替療法や伝統医学などとを組み合わせて行う療法であり、多種多様なものが存在しています。担当医の沼本秀樹医師はこうした研究を行う学会で活動されています。

青山ラジュボークリニックが行なっているNIPTとは

青山ラジュボークリニックは日本語で「新型出生前診断」と呼ばれている「NIPT ( Non-Invasive Prenatal genetic Testing)」という最先端の遺伝学的検査による診断を行なっています。

出生前診断には妊娠初期から中期に行われ、胎児の形態（四肢骨格、臓器などが正しくできているか）を詳しく観察することによって形態異常（奇形）などを診断する精密超音波断層法検査（胎児超音波断層法検査）と、遺伝学的見地による羊水検査、絨毛検査、さらには血液中の特定の物質を測る母体血清マーカー、体の細胞のなかに含まれる染色体数ほかの遺伝情報について調べるNIPT（新型出生前診断）があります。

妊婦の血液中には微量の胎児のDNAが存在しており、青山ラジュボークリニックが行なっているNIPT（新型出生前診断）はこの血液を採取・分析して、染色体の病気を調べる検査になります。

青山ラジュボークリニックのNIPTと他の検査の比較

出生前検査には羊水検査、絨毛検査、母体血清マーカー、NIPTが挙げられます。胎児は羊水の中で育つため、羊水の中には胎児の細胞が多く含まれます。羊水検査は母親の子宮内の羊水を採取して、染色体や遺伝子に異常があるかどうかを診断する検査であり、羊水を直接検査するので診断の精度が非常に高く、確定的検査とされています。しかし、羊水を採取する際、母体と胎児に対するリスクも伴うため、希望すれば誰もがすぐに受けられるという検査ではありません。

絨毛検査は妊娠早期の胎盤の一部である絨毛を採取して、培養。染色体の形と数を確認する検査です。羊水検査と比較すると絨毛検査の方が細胞の採取に高い技術を必要とするため、実施可能な医療機関は限られています。この検査も希望すれば誰もが受けられるというのものではありません。

一方、NIPT（新型出生前診断）は妊婦の血液中に含まれている胎児の微量なDNAを検査するので、必要とされるのは妊婦の血液、つまり、採血のみで行われます。大掛かりな装置を身体に着けたりするようなことはありません。NIPTが原因となって妊婦が流産してしまうリスクはほとんどないと言っても良いのではないでしょうか。

NIPT同様に妊婦から採血したものを検査するのが、母体血清マーカーです。この検査も必要とされるのは妊婦の血液だけ、つまり採血のみで行われるため、母体血清マーカーが原因となって妊婦が流産してしまうリスクはほとんどないと言えるでしょう。しかし、母体血清マーカーは検査を受けられる期間が妊娠期間の中でも限定されており、また精度も一般にNIPTの方が高いとされています。

青山ラジュボークリニックのNIPT(新型出生前診断)は何を調べる検査？

NIPT（新型出生前診断）は染色体の異数性を検査するもの。一般的な新型出生前診断(NIPT)はトリソミーの検査です。ではトリソミーとはどういう状態なのでしょうか？

通常2本の対からなる染色体が1本多く、3本ある状態がトリソミーと呼ばれます。妊婦の加齢が進むとともにトリソミーのリスクが上がるということも知られています。この染色体異常が赤ちゃんの先天性疾患の原因になります。

13番目の染色体が1本多い13トリソミーは「パトー症候群」になり、18番目の染色体が1本多い18トリソミーは「エドワード症候群」、21番目の染色体が1本多い21トリソミーは「ダウン症候群」という先天性疾患になるということが知られています。

しかし通常2本の対からなる染色体が1本しかない状態の染色体異常のモノソミーなどもあります。

一般的に行われているNIPT(新型出生前診断)では検査する対象が13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーだけですが、青山ラジュボークリニックのNIPT(新型出生前診断)はこの13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーに加え、性決定に関与する染色体で23番目の染色体に当たる性染色体検査も行います。

性染色体とは、ＸやＹといわれる染色体です。モノソミーＸによる性染色体の疾患、ターナー症候群についても調べることができます。青山ラジュボークリニックのNIPT(新型出生前診断)はそのほか、微小欠失検査は部分モノソミーといった微細な染色体の欠失が起因となる疾患も調べることができるという点が一般的なNIPTと異なります。

ではNIPTで全てがわかるのかといえばそうではありません。原因の特定が難しい先天性疾患や、出生後に判明する病気もあります。また、NIPTは非確定診断と呼ばれるものです。確定的検査は疾患の有無を確定させる診断なのですが、NIPT(新型出生前診断)は非確定的検査であり、染色体疾患の有無の確率を求めるという診断です。

青山ラジュボークリニックのNIPT(新型出生前診断)の精度は？受けるための条件は？

青山ラジュボークリニックの検査による診断は陽性的中率が21トリソミーの場合で98.4%、陰性的中率は99.99%など。検査結果の精度は99.98%となっています。

医療・医学の進歩で赤ちゃんが産まれる前に生まれつきの病気がないかどうかを調べるこうした診断を受けることができるようになっています。出生前診断の先進国といわれているのはイギリスで、ほぼ全ての妊婦が何らかの出生前診断を受けているという状況にあるそうです。また、アメリカでは60%以上の妊婦が出生前診断を受けています。

日本での状況はどうなのでしょうか。日本は１年間の出生者数が約100万人といわれています。しかし、日本でこうした出生前診断を受けた人はわずか1%程度にとどまっています。その背景には出生前診断を受けるためのハードルが高いという状況があるようです。

これまで妊婦の方々が遺伝学的見地からの出生前診断を容易に受けることができなかった理由の一つとして挙げられるのが、実施している多くの医療機関が検査を受けるための制約を設けていることなどによるといわれています。「高年齢の人」として35歳以上の妊婦に対して制限をしていることはよく知られている制約です。

青山ラジュボークリニックのNIPT(新型出生前診断)は受診するための年齢制限などは設けられていません。一部の例外を除き、基本的にはどんな妊婦に対しても公平に提供されています。

また、NIPT(新型出生前診断)を受けることができる多くの医療機関は平日のみ受診可能というところが多いのですが、青山ラジュボークリニックでは問い合わせ・受付は年中無休、土日の来院・受診も可能となっています。

青山ラジュボークリニックのNIPT(新型出生前診断)、価格は？結果はいつわかる？

青山ラジュボークリニックは希望する人、誰もが受けることができるNIPT(新型出生前診断)を掲げています。そのため検査価格の設定も４パターンを打ち出しています。

ミニマムプランは80,000円（税込88,000円）で、13、18、21トリソミーを検査することができます。性別の通知はできないようになっています。シンプルプランは120,000円（税込132,000円）で13、18、21トリソミー検査に加えて、性染色体検査が行われます。希望すれば性別を知らせてもらうことができます。

スタンダードプランは150,000円（税込165,000円）です。13、18、21トリソミー検査、性染色体検査に、1から22番トリソミー検査という全染色体検査が追加となります。このプランも希望すれば性別を知らせてもらうことができます。

フルセットプランは170,000円（税込187,000円）で、13、18、21トリソミー検査、性染色体検査、1から22番のトリソミー検査、さらに微小欠失検査が追加され、希望があれば性別も知らせてもらえます。

検査の結果は最短6日、平均10日前後で通知されます。また、検査結果に制限がかかるという場合があるので、このことはあらかじめ知っておく必要があります。双胎妊娠の妊婦が検査を受け、結果が陽性と出た場合、一人が陽性または、二人とも陽性という検査結果になります。また双胎一児死亡というバニシングツインの場合にはNIPT(新型出生前診断)を受ける予定日にかかわるため、妊娠何週で医師からその診断を受けたかを申告する必要があります。

青山ラジュボークリニックのNIPT(新型出生前診断)の特徴

青山ラジュボークリニックのNIPT(新型出生前診断)は1回の来院のみで採血が可能であること、採血の当日予約・当日検査が可能であること、来院前でも検査後でも、認定遺伝カウンセラーの無料相談サービスがあるというのが大きな特徴です。

このほか、NIPT(新型出生前診断)の結果が陽性だった場合、その後の羊水検査費用は全額青山ラジュボークリニックが負担するほか、絨毛検査や微小欠失の羊水検査も全額負担するというのも特徴として挙げることができます。

青山ラジュボークリニックのNIPTについて口コミ・評判は？

青山ラジュボークリニックの口コミ・評判を調べたところ、googleで発見することができました。

また、「出生前診断比較ガイド」という、出生前診断を東京で受けるならおすすめしたいクリニック9選でクリニックを厳選し、紹介しているサイトで青山ラジュボークリニックは第３位となっています。これも評判が良いクリニックだからではないでしょうか。

まとめ

医学・医療は進歩しています。出生前に子宮内の胎児の状態を診断し、その結果をもとに出生前に子宮内の胎児、出生後早期の新生児に対して治療することが可能な時代になっています。また、治療の対象とならない場合もありますが、出生の前にさまざまな面での準備をすることが可能になるというのがメリットだといえるのではないでしょうか。

これまで日本国内では35歳以上という年齢制限や夫婦同伴といった制約を課している医療機関が多いだけでなく、検査を受けることができるのが平日のみといったところもあり、気軽に受けることができない検査となっていました。しかし、NIPT(新型出生前診断)は流産のリスクも極めて少なく、精度も高いことから、欧米同様の普及拡大が待たれている検査だといえます

青山ラジュボークリニックは誰もが受けやすいNIPT(新型出生前診断)という環境を作るため、低価格で受診可能な検査メニューを作りました。また、提携医院を名古屋、大阪、福岡、沖縄に持ち、NIPT(新型出生前診断)を一層受診しやすいものにすべく、取り組んでいます。

クリニック概要

クリニック名：青山ラジュボークリニック

設立：2016年

担当医：沼本 秀樹医師（1984年、順天堂大学医学部卒業）

所在地：〒107-0062 東京都港区南青山2-13-7 マトリス2F

TEL：0120-710-170

URL： https://nipt-info.com/

提携院：都内2院のほか、名古屋、大阪、福岡、沖縄

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