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ペンネームをつけてみた

小学生の頃、妹尾河童さんの『河童が覗いたヨーロッパ』という本がめちゃくちゃ好きで、読み込んでいた。

しかし、今、家を探すと無い。

星新一さんの「進化した猿たち」のシリーズも好きだったのだけれども、なぜか家に無い。

なぜ、子どもの頃に好きだった本って家から無くなるのだろうか?

それはともかく。

数年前から河童と呼ばれることがあり、そういえば、妹尾河童さんのことをあまり知らないなぁ、と思って、Wikipediaで調べてみた。

妹尾 河童(せのお かっぱ、本名同じ、旧名:妹尾 肇(せのお はじめ)

えええええー。本名だったのかー。
なんでまた?

『河童が覗いた仕事場』の立花隆のインタビューで大阪、朝日会館でのグラフィックデザイナー時代、近くのバーで出た菊の花の漬物を見て「他の花も喰えるんじゃないか」と店に生けてあった花を片っ端から食べたところ、しばらくすると急に腹が痛くなり七転八倒店の中を転げまわった。それを見ていた『航空朝日』編集長斉藤寅朗が「おまえは河童みたいな奴だな」と言ったことが始まりと述べ、『河童の手のうち幕の内』ではあだ名が異常に浸透してしまい、藤原歌劇団の舞台美術を手がけた際も本名を思い出してもらえず、プログラムに「妹尾河童」と書かれてしまったと事の経緯を書いている。

勤務先のフジテレビで来客が受付に「妹尾肇を呼んで欲しい」と伝えても「当社にはそのような人物はおりません」といって業務に差し障りが生じたり、また「妹尾肇」宛の郵便物が近所に住む「松尾肇」という人物に届いたりと度々仕事のみならず生活においても支障が生じた。さらに文化庁の事業により海外に派遣されることになったが海外において舞台美術の名義がすべて「妹尾河童」で紹介されており、文化庁交付書類上の「妹尾肇」という人物と同一人物であることをいちいち説明するのは大変ということで「妹尾河童」という名前でのパスポート取得のために改名を決意する。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なるほど、と言っていいのか? なんとも個性的な話。

自分は社会学を志し、在野で研究しますと宣言して大学を出て、こうしていろいろ文章を書いていく上で、何かペンネームが欲しいと思ったときに、これは市井に居る河童かもしらんな、とふと思いついた。

で、市井河童、という名前を画数で占ってみたところ、これが大凶とのこと。

こりゃいかんと、市井の別の言い方を類似語で探すと、巷、世間、、、

巷河童?
世間河童?

どうも名前と言うよりは妖怪の一種だねぇ。

というわけで、河童をカナで開いてみたら、これは「人を幸せにする」という相が出たので、まあ、これでいいか、と。

ということで、ペンネームを「市井カッパ」に改名し、自己紹介文も「河童の目線で人世を読み解く」としてみた。

これから新しい名前で、よろしくお願い致します。

現場からは以上です。

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