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【日記】原動力/2022年12月31日(土)

    今年の最終日もまた、大田区総合体育館に足を運ぶことができた。取材パスを申請してくれた『ボクシング・ビート』島篤史編集長に感謝。

    会場内外にあった喫煙所が去年だか一昨年から閉鎖され、敷地内はおろか、近隣すべてで喫煙不可となっており、喫煙者には辛い場所となってしまった。

    以前訪れたスコットランド・グラスゴーは素晴らしかったな。屋内はすべて禁煙。だけど、街の道路50m間隔ぐらいで吸い殻入れ付きゴミ箱が設置されており、吸い殻やゴミのポイ捨ては一切なし。とても綺麗な街づくりがされているのだった。

    日本はどこぞの国の真似だか知らないが、目指す方向が間違っていると思うのだ。

    井岡一翔vs.ジョシュア・フランコ戦視察のため、ファン・フランシスコ・エストラーダが来場。何を隠そう、自分は彼がライトフライ級時代からのファンなのだ(『世界ボクシングパーフェクトガイド』の愛読者なら気づいているはず)が、そんな想いは封印して、素知らぬ顔で、取り囲むファンたちを遠巻きに眺めていた。自分の想いを聞いてくれた加茂佳子さんが「一緒に撮ってあげるわよ」と言ってくれたのだが、丁重にお断りした(加茂さん優しい…涙)。

    プレスルームで即席会見。後ろのほうから一所懸命話を聞いており、会見後、写真撮影となった。自分は背も小さいし、ここからではどうあがいても撮れない。と、正面の前列(みんな立っていたので)の前にしゃがんで入れば邪魔にならないと思ったので、そこへサッと潜り込んだ。が、それも気に入らなかったのだろう。さらに、スマホを掲げた手が邪魔になったのか(そんな高く上げてないけど)、デカい頭が邪魔になったのか、ある社の記者がご立腹で、散会後に詰め寄られ怒鳴られた。
    自分としては邪魔したつもりはないのだが、結果的に邪魔になったんだろうから、素直に「すみません。申し訳ない」と謝った。オレ、大人になったなぁと、自分で感心した。
    が、そういえば、佐藤洋太のタイでの防衛戦の計量のときも、同社の別記者とひと悶着あったことを思い出した。やはり、最前列の低い位置にいたのだが、後ろの記者に頭をグイと上から押し込まれたのだ。「あ💢」と思ったが、そんな場で怒鳴ったりしたら選手や関係者に申し訳ないから我慢した。
    しかし、それを見てないようで、しっかり見ていた洋太くんが後日、「あれ、見ててマジムカついたっすよ」と言ってくれたので、溜飲が下がった。その記者も気にしていたのか、だいぶ経ってから「あのときは失礼しました」と謝られたのだが。
    今回はオレが邪魔したんだろうから(でもやっぱり邪魔になっていたとは思えないのだが)オレが悪いのだろうが、つくづくその社とは相性が良くないなぁと感じた。
    あと、「ひょっとして、オレがメディアのはっきりしないやつだからか?」とか、「ドラゴンズファンだからか?」とまで考えてしまう。ま、いずれにしても、ちんけなやつだとは思われているのだろう。長年、ボクシング記者をやってるんだけどね。肩書きのない者はそう判断されてしまう世の中だから。別に、その記者に当てつけて言うわけではないが、「悔しさは原動力に変える」。

    井岡の会見が終わったのが19:00過ぎ。それから帰宅したのが21:00過ぎ。かつては控室で年越しなんてこともあり、ずっともっと深い時間終了だったが、今年は大晦日最速帰宅時刻である。

    NHK『紅白歌合戦』は、Superfly、世良公則、MISIAを観たかった。お三方とも後半戦登場だったので、逆算して22:20~録画予約をして出かけたのだが、間に合ったので予約解除。すると、Superflyは22:17くらいに登場した。予約に頼っていたら録画できなかった。いずれも部分録画をしながら観た。

    2022年は、人生を大きく変えることの連続だったが、なんとか生きて年の瀬を迎えられた。生きてりゃなんとかできる。ゴキブリのように、カラスのように、生きていく。上から下まで黒に統一しているのは、その主張なのである。

ボクシングの取材活動に使わせていただきます。ご協力、よろしくお願いいたします。