犬の脳と人の脳

イヌもヒトも大局的にみればたいして変わらない生き物で、バクテリアとかと比較すればどっちかといえば同じグループにいるのだけれども、ヒトだけは現在と過去と未来を想像することができて、ヒト以外の地上の生物は未来を想像できず、これから起こりうることをわがこととして想像する能力だったり、ここにいる自分を俯瞰的にみることがヒトの特性でありヒトを万物の霊長にした能力であり、イヌとかには未来がなく今しかないらしい、とどこぞの探検家の本で読んだことがある。とんでもない大吹雪のなかで完全に死ぬわというときでも、犬は「寒いね!雪!誰かを呼んでほしいの?行ってくる!」くらいの反応で、結局ある意味楽観的な姿にすくわれたという描写があって、日々の生活の中で鬱々としそうなときや仕事などでこの先にこれがあってその場合あの人はこの反応をしてその結果こちらにこのようなチクチク言葉を投げかけてくるに違いないというような状況を一瞬で、ライアーゲームとかカイジとか最近のハンターハンターみたいに想像してしまうけれど、結局それは幻想であり、心の中に犬を住まわせて今想像しているおそれはすべて幻だと言い聞かせてやり過ごすのが大切。

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