12/25 18:30 サイゼリヤにて

誰もいない道場に暖房をつけるとそこはかとなく罪悪感がわいてくるので寒い日の開館前は道場の前のサイゼリヤで時間をつぶしながら事務作業とかしているのだけど、ジムの事務作業などをしているのだけれども、クリスマスソングが流れるサイゼリヤの店内でパソコンを開くために奥のほうの席に行ってザリガニのようにすみっコぐらしをしようとするとやはりすみっこのほうには30歳くらいの女性二人組がデロンデロンに酔っぱらっていてこれはいいアリーナ席だとばかりにその真横に陣取りピザとポテトとコーラを注文して神妙な顔をしながらにゃんこ大戦争をやりながら食っていると予想通りに身持ちの悪い◯特有の若干えぐい恋愛話をずっとしていて心に湧きあがる[略]が表情に出ないように眉をぐっとひそめて二人の恋愛の悲喜こもごもというか自分勝手に生きてきた短い人生のツケをきっちり払っている様子をじっくりと聞き、ピザもポテトもモリモリ食べおなかの調子もすごくいいかんじになってブリっと大きめの音が私のケツの穴から出ると人生のツケを払う話を調子よくしてた二人が私のケツをみて会話を一瞬止めつつまた会話に戻りあららと思った私のケツからもういっかい盛大なやつがでても二人は気にせず自分の話したいことに戻る戻るよその戻し力。回復力。私のおならは店内に流れるクリスマスソングの一部じゃないよ。
多分私がエボラ出血熱なみにこの場で血反吐を吐いても自分たちの三十路トークに戻ろうとする力、この風景は私の考える女の性そのもの。いいねえ。死んだら絶対できないことを思う存分やってる。みんな生きてる。(所要時間5分)

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