19.7.23 愛産大工業 4-9 誉 観戦記&注目選手

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愛産大工業

011 001 010  4 H12 E3

212 020 20X  9 H16 E0


両チームスタメン

試合経過

勝敗を分けたもの①・・・守備力

勝敗を分けたもの②・・・打球の質

この試合で目立っていた選手(個人的おススメ選手)



両チームスタメン


愛産大工業

8 藤掛(8)

1 横井(6)→6

7 高木(7)

2 佐守(2)

3 藤岡(3)

5 片山(16)

4 杉(4)

9 岡田(9)

6 安藤(15)→1 日高(1)→1 内山(10)→PH西口(17)→1 長江(20)→1 山方(11)→1 澤(18)


5 内田(5)

4 手塚(4)

6 澤野(6)

3 吉田(3)

2 林山(2)

7 坂又(7)

9 坂(9)

1 杉本(10)→PH 畠中(17)→PR 岩崎(14)→1 山口(1)

8 松田(8)


試合経過

1回表 3番高木の右中間への大きな打球がホームラン判定→フェンス上部へ当たってからオーバーフェンスということでエンタイトルツーベースとなる珍しいことが起きる。


1回裏 本来はショートでスタメンであろう先発横井。1死2塁で3番澤野が初球のストレートをライトポール際へ先制ホームラン。 0-2


2回表 5番藤岡が2ベース、片山の進塁打で1死3塁。杉がスクイズ成功で1点返す。 1-2


2回裏 愛産大工業投手 横井→日高

先頭がエラーで出塁しバントで2塁。2死2塁から手塚がセンター前へタイムリー。 1-3


3回表 先頭藤掛センターへ2ベース、横井進塁打で1死3塁。高木のタイムリーヒット。 2-3


3回裏 先頭四球の後、林山がバントをするが日高の好フィールディングで2塁アウト。坂又ライトへヒット。

2死1.2塁から杉本と松田の連続タイムリー。 2-5


5回裏 先頭の坂が2ベース、バントで1死3塁。松田のカウント1-1の時に愛産大工業は投手交代。内山へ。

松田はレフトオーバーのタイムリー2ベース。手塚がセンター前へタイムリー。 2-7


6回表 2死から佐守に四球の後、藤岡と片山に連続ヒットで1点返す。 3-7


7回表 誉投手交代 山口

先頭岡田がヒットで出塁も代打西口がエンドランでセカンドライナー。ランナー戻れずにダブルプレイ。

7回裏 愛産大工業投手交代 長江

先頭内田へ四球、バント、3番澤野がセンターへタイムリー。5番林山もタイムリー2ベース。


ここでさらに1点取られるとコールド成立の場面、投手交代山方。

坂又はカウント3-1から四球で2死1.3塁

愛産大工業投手交代 澤

7番坂を敬遠。2死満塁で8番に入った山口を三球三振で切り抜ける。

3-9


8回表 2番横井レフトへ2ベース。5番藤岡が左中間へ2ベースで1点返す。 4-9


9回表 1死から8番岡田がショートへ内野安打。代打若林もセンターへヒット。藤掛も続く。1死満塁

しかし反撃もここまで。2番横井のショートゴロをセカンドへ送りアウト。

ゲームセット。4-9


勝敗を分けたもの①・・・守備力

両チームの差はスコアほどなかったのですが、強いて上げるのであれば守備力の違いでしょう。記録上は3つとなっている愛産大工業ですが、打球の判断ミスなどの記録に残らないミスがいくつかありました。


たらればを言ったらキリがないのを重々承知で言えば、ノーミスであればかなりの接戦になっていたはずです。


勝敗を分けたもの②・・・打球の質

もう一つあげるとしたら打球の質です。

愛産大工業は誉の先発である杉本投手に対して、芯で捉える打球はかなりありました。しかしその打球がフライになってしまっていたので守備範囲の打球が多かったわけです。

3回以降、杉本投手が交代するまでのアウトの内訳は三振2、ゴロ3、ライナー1、フライ7。

各選手のスイングが非常によく、これまでの得点力を証明する打球の質ではありましたが、この試合に限ってはそれが裏目に出てしまった感じがします。


普段の練習からしっかりと振り切る、長打を打てるように取り組んできたのが伺える内容でした。


愛産大工業に比べるとスイングの鋭さで言えば若干劣るように見えた誉高校の各選手ですが、自身のチカラをしっかりと把握しているのか低い打球が多く見受けられました。

そのため少しつまり気味の打球が内外野の間へ落ちるなどしていましたし、最終的なヒットの数は16本。

これは愛産大工業の12本を上回りました。


とは言えこれもあくまでも結果論に過ぎないのかもしれません。もしかしたら杉本投手のボールが観客席から見る以上に手元でノビがあり、若干こすり気味の打球が増えていただけなのかもしれないので何とも言えません。


実際、誉のエースナンバーである山口投手との対戦時にはライナー系の打球が多く3イニングでヒットを6本放っています。


この試合で目立っていた選手(個人的おススメ選手)

愛産大工業

横井・・・先発投手で出場。そこまで多くない投手機会のなかでもボールをコントロールできている。先発起用で全力で投げていないであろうが130㎞中盤も記録していた。おそらく最速で140㎞程度は出せるはず。


高木・・・1.2打席目の痛烈な打球はお見事。右バッターが右中間へあわやホームランの打球はなかなか見ない。


佐守・・・4番だがこの試合は無安打。おそらく右脚のふくらはぎを痛めていたため、踏ん張りがきかずにボールへ上手くコンタクトできず。万全の状態を見たかった。


日高・・・右脚の脱力が上手く、身体の末端まで加速させられている。個人的な印象として菊池雄星に似ている。さすが背番号1。



杉本・・・先発で出場。パーム?かチェンジアップかわからないが緩い球を効果的に使う投球。上半身を深めに倒して並進運動の時間を稼ぐタイプか。


山口・・・130㎞半ばのストレート、スラッター(カットかスライダー不明)ともにキレある。コントロールも良く、インサイドにきっちり投げられていた。


手塚・・・2番で出場。4打数4安打で送りバント2つ。何がすごいって全てのヒットがキレイに芯で捉えられている。コンタクト能力高い。スタメン唯一の2年生らしいので、来年も楽しみ。


澤野・・・良い選手と聞いていたがいきなりのホームランには驚かされた。基本は前で捌きたいタイプで追い込まれたときの変化球も軸脚をずらしながら対応。プルヒッターか。アウトコースの速い球にどう対応するか気になる。身長あるが守備でもランニングスローを見せるなど軽快な動き。


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