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空気を読むとは、どういうことか?

空気を読むという話がある。

ところで、空気とは何か?

それがわからないことには空気の読みようがない。

空気とは、「その場を支配している人の気持ち」であると言える。

正誤の問題ではない。
支配者の感情が空気である。

空気を読むとは支配者の感情に合わせるということ。
空気を読まないとは、支配者の意に沿わないということ。

古来からほとんどの人間は支配者の下で暮らしているので、潜在的に空気を読む能力が備わっている。

「今、これを言ったらまずい」

それは多くの人が察知する。

だから、空気を読むとは、多くの場合、自分の引っ込めることになり、空気を読まないということは自分を押し出すということになる。

ただ、空気を読むことができることが、良い方と悪い方のどっちに転ぶかはわからない。

おそらく、織田信長は空気を読んでなかったので、大きな改革をすることができたのだろう。一方で、空気を読まなかったので、家臣に謀反を起こされたとも考えられる。

リスクを取らない人は、空気に従う。
空気を読まない人が変化を起こす。

これが世の常であろう。

従って、空気と読むか読まないかは、自分の立場をはっきりさせることでもある。
組織に属しているなら、空気を読む必要がある。自分で組織を作るなら、空気を作ればいい。

もちろん、

空気を読めない人
空気を読まない人

は行動は似ているが本質的に違う。

空気を読まない(実際は読めていると思う)代表である格闘家の青木真也の「スロトング本能」は良書であるが、「自分のものさし」は覚悟の上に成立するものだということを忘れてはいけない。


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