3年ぶりの更新ですね。
今回は外国人にも人気のパッタイについて書いてみたいと思います。

パッタイの魅力
パッタイは、タイ料理の代表的な一品であり、その魅力は麺と多彩な具材との組み合わせと独特の風味にあります。パッタイはタイ風炒め麺で、ごく一般的な材料である米麺、たんぱく質源（エビや鶏肉など）、タマリンドソース、豆腐、ピーナッツ、そして新鮮なハーブなどが絶妙に調和しています。このバラエティ豊かな組み合わせが、パッタイの人気の秘訣です。

パッタイの起源や歴史について:

パッタイ（Pad Thai）は、タイ料理の中でも非常に人気のある料理の一つです。資料を色々と漁りましたが正確な起源は不明です。一般的には第二次大戦中の1930年代に当時の首相プレーク・ピブーンソンクラーム（ピブーン）の指導のもと、国内でのコメの消費量を抑えるため、コメを粒食するのではなく、米粉から作られる米麺を食べることを奨励しました。同時期に、ピブーンは愛国主義的な文化改革政策を推進し、文化・経済における華人の影響力を抑え、国粋主義を高めようと試みました。ピブーンはその一環として、国民食のコンテストを開催し、このコンテストで優勝した料理は現在のパッタイに非常に似た形の焼き麺料理でした。このコンテストでこの焼き麺が優勝した背後には、政府の思惑として、小麦麺のように華人文化に影響された食品を減らすという意図もありました。1945年11月7日、タイ政府はパッタイを国の新しい国民食と宣言しました。その独自の味わいが多くの人に合い、急速に広まりました。タイ人同士は親しみを込めてこれを「パッタイ」と呼んでいます。

パッタイの基本的なレシピ

最近は日本でもアジア雑貨に行かなくてもパッタイ用のライスヌードルを手に入れられるようになりましたね。

作り方:
パッタイは比較的簡単に調理できる料理です。
以下は基本的なパッタイの作り方の手順です。
材料:

• 乾燥米麺（平麺）

• 海老、豆腐

• 鶏卵

• タマリンドソース、砂糖、魚醤、塩、油、水

• モヤシ、エシャロット、ニンニク、ピーナッツ、鷹の爪やライムなどのトッピング

手順:

1. 乾燥麺を湿らせ、柔らかくするために温水に浸します。その後、水を切ります。

2. フライパンに油を熱し、海老などのメインの具材を炒めます。

3. タマリンドソース、砂糖、魚醤を加えて混ぜ、全体が均一になるように炒めます。

4. 麺を加え、よく混ぜます。

5. 鶏卵を割り入れ、混ぜながら炒め、卵が熟すまで調理します。

6. モヤシを加え、軽く炒め、トッピングとしてピーナッツやライムを添えて完成です。

パッタイには多くのバリエーションが存在し、地域や個人の好みによって異なります。一般的なバリエーションには、シーフードパッタイ、ベジタリアンパッタイ、またはスパイシーパッタイなどがあります。一部の人々は、具材や調味料を自分の好みに合わせてアレンジし、ユニークなパッタイのバージョンを作り出します。

タイでパッタイを食べるならここに行け！ベストパッタイTop3

1位：ティップサマイ　ทิพย์สมัย ผัดไทยประตูผี
まずは1位のお店からご紹介。言わずもがな、数々の賞を受賞し、美味しさが確かな伝説のレストラン、「ティップ サマイ パッタイ プラトゥ ピ」。ここでの食事はまさに一期一会。ぜひ一度足を運んでみてください！特に新鮮なエビを使用したパッタイは絶品です。エビの風味、その新鮮な脂が、心にも満足をもたらします。一度食べれば、どなたでも感動することでしょう。その味わいは、タイ人も外国人も、再び訪れたくなる魅力が詰まっています。

2位：パッタイボーラーンプラトゥーサワン　ผัดไทยโบราณประตูสวรรค์
パッタイボーランプラトゥーサワン、それは昔ながらのパッタイ料理店です。ここへ足を運んだことのない方々も、間違いなく感動されるでしょう！その理由は、このレストランが70年以上もの間、伝統的なレシピを厳守し、余分な調味料を使わずに濃厚で美味しいパッタイを提供しているからです。しかしながら、その秘密は多彩なトッピングにあるのです。鬼手長エビ、ブラックタイガーエビ、そして塩漬け卵など、さまざまなパッタイのメニューが楽しめます。お客様は自分の好みに合わせて組み合わせることができます。

3位：バーンパッタイ　บ้านผัดไทย
おしゃれなパッタイ屋さん。
50年以上の歴史を持つ古民家をリノベーションした店内は、広告ポスターやヴィンテージの家電で飾られ、レトロな雰囲気を醸し出しています。テーブルや椅子はアンティーク調の木製で、数十年前の亜鉛製の食器も取り揃えられています。

食べ過ぎに注意！

タイ人にはよく知られていますが、実は多くの日本人にとって、パッタイが高カロリー料理であることはあまり認識されていないかもしれません。パッタイは、たんぱく質、炭水化物、野菜などが豊富に含まれていますが、脂肪の多い食べ物であり、一般的なレストランのパッタイにはラードが多用されますし、豚の脂身や皮を揚げた物を風味づけに使います。さらに甘さを強調するために砂糖が多く使用されることもあります。

いつものように美味しそうな画像はネットより拝借しております。