お金のことは言及しないことが日本の美徳かも知れませんが、昨日は変わった外国の会社ならではのユニークな出来事がありましたので、ポツポツ書きはじめております…。

その前日、「明日はみなさんに話があります」とシャチョさんから勿体ぶったアナウンスがありました。今年も業績が良かったので棚ぼたボーナスがあるとは聞いていたのですが、昨年の金額は15万円ほど。まあ今年も同じところだろう、それでも嬉しいなと思っていたのですが、発表された金額は、なんと…。

「山中千尋さんのライブ100回分です！！！」

「ええええええええええええええええええええ！！！！！（響き渡る社員たちの絶叫）」

桁が違うやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん！！！！１０年ぶんやーーーーーーーーーーーーーーーーん！！！！！(湾曲的な例えですみません)

震えるような衝撃ってあのことを言うんでしょうね。
長らく中小企業で働く庶民をやってきましたので、こういう豊かな、バブリーな経験は一度もございません。例えるなら、競馬で大穴当ててしまったような気持ちでしょうか。もう、暫く気持ちが落ち着きませんでした。昨日からずっと足が震えてる感じですよ。どんだけスケールが小さいんだって話ですけど！

今のシャチョさんは、「利益を上げ、それをみんなに還元したい」と繰り返していたんだよね。

そして、先日米国から来た悪大名たち(もうこんな失礼な呼び方しちゃいけないよねｗ)は我々のことを非常に気に入ってくれていたとのこと。まとまりのある良いチームで羨ましいとシャチョさんに話していたそうだ。そんな事情も手伝って、今回のボーナスが叶ったようでした。もちろん円安や、両国の平均年収の差が金額には影響したでしょうね。

米国のお偉いさんに感謝のビデオを撮るぞ！という話になり、賞与の記載された紙を掲げて「Thank youuuuuuuuuuu!!!!」と画面に手を振る私たち。誰がはじめたのか、何故か机を激しくバンバン叩いてドラミングまでやりはじめる。（ゴリラかいな）

一生に一度の楽しい体験をさせていただきましたね…。

しかし、これは主に会社の優秀な人たちが引っ張り上げてくれた業績で、私が貢献できたことって本当に豆粒のようなこと。それでもこういう喜びの場に参加させてもらい、自分も大きな分け前をいただいたというのは本当にね…。頑張らないといけないなと思わされました。努力で勝ちとったお金ではなく、贈られたお金という感覚ですよね。

そして、そんな風に受けとった綺麗なお金は、やはり綺麗に大切に遣いたいと感じるものなのだなあと教えていただきました。還さなくてもよかった利益を、こうして全員に配ってくれたんだからねぇ。これはシャチョさんが相当頑張って向こうと交渉して勝ち取ってくれたんだと思う。Thank youuuuu!!!!!は、彼に言わなければいけなかった気がします。

しかし、歓喜の絶叫も束の間、即座に女ボスが「来年の住民税がーーーー！！」と悲鳴をあげはじめ、話題は節税対策へと移っていったのでした…。(笑) 切な。

こんな嬉しい驚きのあった秋の終わりですが、十数年乗っている我が家のフィットが、遂にお釈迦になってしまいました。節税宅策に加えて、リースにするのかどうにか購入するのか車両の工面を考えなければならなくなってしまった…。尽きぬ悩み。生活、そしてスキルやキャリア。生きているだけで偉いというのは本当ですわな…。

この四連休は、戦争と平和とユリシーズを読むのを楽しみにしていました。
このユリシーズを購入するときに小姑ブチ切れ事件が起き、生まれて始めて愛する本屋さんにクレームをいれましたので、本日は本当は久しぶりに小姑シリーズを更新するつもりだったのですが(笑)、それはまた次回に！