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早瀬錬太郎の日常①

本日、白昼にテロ勃発!
Shivaさんが、あまりにも可愛すぎるメグちゃん(処女作『蛇塚~』の槇村恵)のワンカットを描いて221Bの頭上に投下しました。「これを独りで見てちゃいかん!」と221Bは反撃を開始。短いお話をちょろりと付帯して、公開いたします~(*≧∀≦*)
 ※山田くんって誰?次作に登場します。

◆◆◆◆◆

俺と山田くんだけが知っている。

講義を終えて部屋に戻ると、カラータイマーが切れて一気に失速する錬太郎を。

後ろ手にドアを閉めると革靴を片っぽずつ脱ぎ飛ばし、こざっぱり整えた髪をガシガシと乱す。大股で部屋を横切り、ネクタイを乱暴に引き抜いて、ドサリとソファに身を投げる。
眼鏡だけは丁寧に扱い、机の上のトレイに入れる。それは、かつての苦い経験から学び得たひと手間だ。

すると、今しかないタイミングで山田くんが珈琲をテーブルに置き、無言で労う。錬太郎は持ち前の律儀さと優しさで「どうもありがとう」と礼を言うのだが、如何せん目つきは凶悪だ。


俺しか居ない日はもっと酷い。
正面から両耳をがっちりホールドして、(研究室は禁煙なのに)煙草のケムリを吹き掛けてくる。吸い込むまいと息をこらえても、息継ぎをする絶妙の間で顔面にぶわーっとやる。俺がムセても涙目になっても、まったく攻撃の手を緩めない。


この日常が始まって数年経つのだが、何を言えば錬太郎の気が収まるのか?正直なところ俺にはわからない。だから、そのとき思ったことをそのまま声にする。

結局、何を言っても怒られる。

俺には俺の役目がある。
つまり、そういうことだ。



おしまい

あぁ、まんぞくした(^。^)y-~
Shivaさん、ありがとうございます~(^|0|^)

『蛇塚心中』(処女作❤ノーカット版)はこちら ~<((((・_・)

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