私が欲しいもの#1（Ai NIKKOR 105mm F1.8S）

2024年2月26日 18:38

おはこんばんにちは。皆さま如何お過ごしでしょうか。私は元気の対極にいます。I'm not fine. Unthank you.南無阿弥陀仏

最近カメラを立て続けに購入してしまい自分の物欲に悩まされています。使うつもりがないのに気が付いたらお金が減っているんですよね。コンビニなどにはいくことがめったにないのでまだいいのですが、カメラのレンズなんか買ってしまうと万単位で一発飛んでいくので良くない。精神衛生にはとてつもなくいいですが、お財布にはよろしくない。そこで私は考えたんですよ。買いたい機材をnoteやブログにまとめてその記事があるいいね数を超えたら買ってもいいという自分ルールを設ければいいのではないかと。最高じゃないですか？　
僕は機材が欲しいので必死こいて下調べをし、noteにする。皆さんは哀れなカメラに取りつかれた人間が機材をまた購入してしまうのを促進するために興味半分でいいねできる。どこにも資本主義が介在しない、エピクロスが唱えた快楽の支配する社会がここに実現するのです。というわけでスキしてほしい。とりあえずスキしてほしい。レンズ買いたい。まだ105ｍｍ持ってないんよ。シグマのボケマスターも欲しいけど。もちろんそれも書くのでスキしてほしい。快楽の世界に僕をいざなってください。

Ai NIKKOR 105mm F1.8S

Ai NIKKOR 105mm F1.8Sは1981年に発売された当時最も大口径で、同時に最もレンズを構成する硝材枚数が少なかったレンズになります。

ニッコール千夜一夜物語によると設計者は綱島（嶋？原典表記揺れ）輝義（つなしまてるよし）氏。光学系は大口径レンズのなかでは比較的メジャーなダブルガウス型ではなくクセノター型を採用しており、解像力を優先した設計思想であることが伺えます。ぶっちゃけなんでダブルガウス方式ではなくクセノター型を採用したのかといわれると職人の意地であるというようなものを感じますが、技術的に非球面レンズもEDレンズも存在しない当時においてはこの大口径を実現するにはクセノター型が最優だったのかもしれません。え……（変態か？）ちょこっと豆知識を披露しておくとクセノター型はF2.8～3.5で非常に優れた解像度を披露してくれるため、敢えて開放で撮っておくほうが被写体的には優しいかもしれません。毛穴まで僕は写しておきたい派ですが。またビオメターなどを祖とするこの方は中判の描写感にも近いような気がしなくもないため、中判を使いたい方なんかにはとてもお勧めできるかもしれません。中判で105㎜なんて言ったら激戦区ですから。今でも10万円を超えてくる某PENTAXやマミヤのセコールやらいいレンズが勢ぞろいです。105㎜持ってないけど。

発売：1981年9月
価格：87,000円
絞り羽根枚数：9枚
レンズ型：5群5枚　クセノター型
最短撮影距離：1m
質量：580g
最大径×長さ：78.5×80.5 mm
フィルタ径：62mm

価格は消費者物価指数が1981年当時73.14であり、2023年10月現在は105.54であることを鑑みると現在の貨幣価値で約127000円、ぜいたく品であることを加味するともう少し当時の感覚としては高価なものであったかもしれません。絞り羽の枚数は9枚。奇数枚であるためウニウニがたくさんでます。最短撮影距離は1メートルと長く感じるものの焦点距離よりも若干マイナスであり、そこそこ寄れるオールドレンズの中では相当寄れる、寄りたければベローズでも買えボケ！と言いたげな撮影距離です。サイズは標準レンズよりも一回り大きい程度で昨今の馬鹿でかレンズと比較すると子供です。島嶼化現象でも起きているのでしょうか。島国怖い。重さも500gを少し超えてくるくらいでダンベルには少し物足りないかもしれません。軽いハンドリングでバシャバシャフィルムが消費できそうですね。

1.クセノター型とは

まずクセノター型とは何でしょうか。とりあえずChatGPTに聞いてみましょう

ほーんとなりました。次はネットで検索してみましょう。
クセノター - Wikipedia
New standard:『Canon RF 50mm F1.8 STM』実写レビュー | KASYAPA (mapcamera.com)
貴重な国産クセノター型ライカマウントレンズのフジノン５ｃｍｆ２．８ | mik.hamaのいい加減にします - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)

ほーんとなりました。（2回目）要約すると先ほども書いた通り、ビオメター型を踏襲している。中判レンズでよく使われる構成。中望遠でもたまに見られるものの、大口径化を図るとコントラストが落ちやすく、扱いづらい。描写がエッチ（具体的にはピント面からボケへの変化がコントラストの低下と相まってほかのレンズにはない描写をもたらしている？）。という感じでした