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カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 ジミヘンコードってなんだ? b labo vol.38

ジミヘンコードってなんだ?

ギターの神様、ジミ・ヘンドリックスが使っていた「ギュワオォ~ン」という迫力のあるコードのことです、以上!

コードネームで表記するとE7(♯9)
まず基本的な三和音(1度3度5度)に7度が加わるとセブンスコードと呼ばれます。E(ミ)G♯(ソ♯)B(シ)の三和音(1度3度5度)プラス7度のD(レ)でE7

これに9度の半音上G(ソ)を追加するとE7(♯9)
ここで最初に疑問に思うのが9度って?基準となる音から順番に数えて1オクターブ高い同じ音が8度、その次の音を9度と考えます。E(ミ)を基準に考えるとミファソラシドレミファの最後のファが9度となります。

これ、指を折っていちいち数えていると確実に演奏に支障をきたします。
一瞬で導き出すコツは7の引き算をすればよいです。
9-7=2 つまり9度とは2度の音と同じなのです。ただし1オクターブ上なので役割というか意味は違うと認識しておきましょう。同様に11、13などの数字もよく出てくるのでこの7の引き算で導き出すと便利です。

さらにですがこの9度、11度、13度の音のことをテンションノートと呼びます。ジャズの世界で多用されていて難しいというイメージの方も多いと思います。少々乱暴な説明ですがあまり理屈っぽく考えないほうが賢明ですね。テンションとはコードに「緊張・刺激・色彩」などを与えるもの、というイメージで最初は構いません。

今日のテーマ、ジミヘンコードもまさしくテンションコードですが、ジミヘン本人は理屈なんて考えないで演奏していたはずです。
「こっちのほうがファンキーでかっこいいだろ!」てな感じです。

あらー「ギュワオォ~ン」の一言だけで説明するつもりでしたが、収拾がつかないのでつづくとします。

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