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初心者のための投資のこれから<3月>(無料) 2024年3月最新版 21日配信分

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。

大ちゅもくの日銀会合とアメリカのFOMCがありました。

 19日火曜日ドル円相場に大きな影響を与える、日銀会合その金利政策の発表がありました。特に今回は今まで長年にわたり続けてきた、マイナス金利の解除という大きな決断が行われるのではないかと、非常に注目されていました。もちろん、突然に発表されるのではなく、数週間前からリーク記事として、金利変更の報道がたびたびなされていました。そのため、材料出尽くしという感じで、円高にすすんでいたドル円は、すっかり円安方向にすすみながら、当日を迎えました。会合の途中に、植田総裁が金利解除の書類を持ち込んだという報道があると、一瞬、149.160円までさがりました。しかしすぐに上にもどり、発表を待ちます。
19日12:30
日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表  前回-0.10%  今回0.00-0.10%
金利値上げ マイナス金利廃止
ドル円は円高に急落、148.975円に落ちます。しかし、それは一瞬で、すぐに上昇149.708円まで上がります。ドル円は大きく上下に振れながら上昇していきます。荒れた動きのまま、円安方向に上昇していき、150円を越えていきます。
15:30 植田総裁の記者会見。 ドル円は150.297円をつけていました。
会見が始まると、円高方向に、ドル円は下がります。しかし、会見が終了すると、ドル円はまた上昇を始めます。
 植田総裁の会見で、「今後も緩和的措置を続ける」ということが、今後の利上げはほぼないことを確認して、円は売られ、ドルは買われ、この日の深夜には150.954円までドル円は上昇しました。
 

日本銀行が金融政策の正常化局面入りを議論する注目の金融政策決定会合で、17年ぶりの利上げなどを決めました。2007年2月に福井俊彦元総裁の下で無担保コールレートの誘導目標を0.25%前後から0.5%前後に引き上げて以来の利上げとなる。長期のデフレに陥った日本経済を支えるため、異例の大規模緩和を続けてきた黒田総裁時代の日銀の金融政策運営は大きな転換点を迎えました。
  イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)やリスク性資産の買い入れなど大規模緩和を構成する他の主要政策手段も廃止されました。
 市場はマイナス金利解除などの政策変更に加え、解除後も緩和的な金融環境が続くことを既に織り込んでいます。

こうして、世界中が注目した「日銀会合」は発表まえからすでに通過したものとみなされて終了しました。

20日 深夜(日本時間21日3:00)
FOMCに向けて、ドルは買われ、円は売らていました。ドル円は151円台になり、深夜には151.587円となっています。

米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

前回5.25-5.50%   結果5.25-5.50% 据え置き
発表直後は151.206円まで急落しますが、すぐに上昇します、
金利の据え置きはすでに分かりか切っていました。注目は今年のこれからの利下げの回数が3回から減らされて2回になるか、でした。発表では3回のままで変更がなく、それでハト派的とみてドルはドル安にさげたのですが、2025年の利下げ回数が減っていることで、タカ派とみて、また上がりました。
 FOMCは3月19-20日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定した。決定は全会一致。金利据え置きは5会合連続となる。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは5.25-5.5%。2020年3月以来となる利下げに今年踏み切る方針に変わりがないことを示唆しました。
2024年の利下げについて0.25ポイントを3回という従来予想を据え置いた。
これはハト派的でマーケットを安心させました。
一方でFOMC参加者の予測中央値によれば、25年の利下げ回数については3回と、昨年12月時点での4回から減少させています。

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
 パウエル議長は記者会見で、バランスシートについては縮小ペースを「かなり早期」に減速させるのが適切だろうと述べ、 議長は「ランオフ(償還に伴う保有証券減少)のペースを減速させるという判断はバランスシートの縮小を意味しないが、より漸進的に最終的な水準へ近づくことが可能になる」と指摘。「特にランオフのペース減速で円滑な移行が確実になり、短期金融市場がストレスを抱える可能性が低下する」と述べました。

 これに安心したのか、ドル円は下がり始めます。
アメリカ市場の株式は大幅に上昇!金利は下がり、ドル円は売られて下がり朝方には150.783円まで下がりました。

さて、これからのドル円の方向はどうなるのか?
まず。いえることは、日銀会合からわかるように、日本の金利利上げによる円高方向への動きはほぼ予想できないということ、つまりアメリカの動き次第でドル円は動くということが決定的になりました。

 当面はドル高 上目線です。
ドルは買われすぎれば、売られます、ドル円は下がりますが、また買われれば上がるという風に、150円台を上方向に上下しながら動く展開がこれからも続くとみています。
 初心者の人は、円高期待のショートポジションをとる人がいると思いますが、下がっても強いドルでまたあがりますので、逆張りは禁物です。短い利確を心がけてください。
 今後の経済指標の結果で、ドル円が下がっても、どんどんさがるわけではないので、そのあたりは気を付けましょう。本当に下がるのはまだまだ先の話です。



負けないトレーダーになる ワンニャンポイント! No,5

 トレード時間に注意しましょう。東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場、それぞれの開始時間はご存じかとおもいます。
 ここでは特に気を付けたい、動きやすい時間、とくに上にも下にも大きく動きやすい時間というものがあります。

 日本> 9時~9時50分
 ロンドン> 午後4時~5時(日本時間)
ニューヨーク>午後9時~11時(日本時間)

 この間にトレードするとマーケットが活発に動くので利益を獲りやすいです。同時に、アーリーロンドン勢のような仕掛けてくる動きも多いので注意しましょう。



柔軟に頭の中を入れ替えて最新の情報を仕入れましょう、相場で生き残るためにとても必要です

<この「ひじきのFX]では経済指標のファンダメンタルを中心に、ドル円などの動き、相場の方向性をおしらせしています。相場の方向性を間違わなければ、勝ちやすくなります。なにより、短期に逆張りになり含み損を抱えても取り返すことが出来ます。この方向性を間違えると大きく損切りをして退場の憂き目をみることになります。テクニカルについては、動画をみて(ユーチューブなど)勉強した方が身に付くので、ここでは解説していません>

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