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【PTCGO】ひと目でわかる!テーマデッキ環境勢力図

PTCGOについての記事は初投稿です。

この記事について

PTCGOのテーマデッキ戦についての記事です。
最近日本のプレイヤーの間でも注目を集めているPTCGOですが、よく「テーマデッキ戦は何のデッキを使えばいいの?」と疑問に感じてる人が多い印象なので、個人的な環境分析を思考の整理も兼ねて書いてみました。

御託は要らないのでさっさと本題にいきましょう。

テーマデッキ戦環境勢力図

2020年2月現在(Sword & Sshield環境)、SMシリーズ以降のテーマデッキのみ表示しています。

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解説

Rank S

カイリュー (Soaring Storm)

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 メインとなるカイリューは優秀なエネルギー加速特性を持ち、自身の打点も170とほぼ全てのポケモンをワンパン可能です。更に弱点がフェアリータイプですが、テーマデッキ環境にフェアリータイプはデデンネしかおらず、相性の悪い相手が実質存在しないという破格の性能を誇ります。(剣盾シリーズではフェアリータイプは実装されないことが発表されているので、今後も弱点を突かれないデッキであることは変わりません)
 たねポケモンでありながら打点が高いボルトロス、1進化未満のポケモンをほとんどワンパン可能なランターンと軽いアタッカーにも恵まれ、豊富なサポートとピジョン(エアメール)により手札も増やしやすく安定感もあります。パワーと機動力に優れたデッキであり、明確な弱点がないため文句なしのSランク(S+)です。唯一欠点を挙げるとするならば、後述するギャロップのコイントスを誤魔化す手段に乏しいところでしょうか。

リザードン (Relentless Flame)

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 特性たけるとうきにより高い打点を素早く放てるリザードンと、マザーコールによる安定した展開を行えるニドクインを組み合わせたデッキです。強力な並びですが、2進化ポケモンを2種類立てねばならないハードルはかなり高い。それでもこのデッキがSランクに君臨するのは、2エネ60という決して低くない打点を出しながらコイントス表で無敵になれてしまうギャロップの存在が大きい。シンプルなデッキ構成でありながらコイン運しだいでは簡単に勝ててしまうので人気なデッキです。
 一時期はメタとなるデッキの登場で数を減らしていましたが、ゴリランダーデッキの登場により再び頭角を現してきた印象です。

エンテイ (Blazing Volcano)

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 エンテイ+じならしマグカルゴにより安定して140打点、運が良ければ200打点を狙えるというデッキです。メイン火力がたねポケモンなので安定性に優れ、バシャーモが立てばアタッカーが切れなくなるため継戦性能は抜群です。サポートの豊富さも特筆するべき点であり、なんとグズマを使えてしまうのでベンチを狙うことで相手のプランをぐちゃぐちゃにすることができます。
 前述のギャロップにもベンチ呼び出しで対応可能ですが、リザードンを対策しようとする水デッキに苦戦しがちという点を踏まえて並んでSランクとしました。

Rank A

ネクロズマ (Laser Focus)

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 通称スペネク。160打点が狙えるたねポケモンというだけで優秀であり、カラマネロと組んでいることで安定した展開を狙えます。2進化ポケモンが採用されていないのでプレイングを最適化しやすく、扱いやすいデッキです。欠点としては特殊エネルギーがウィークガードエネであるため有効に働くことが少ない点、トラッシュから超エネ以外のリソースを回収できないためリソース管理をミスすると立て直せなくなる点が挙げられます。
 安定した強さの面では上記3デッキに僅かに劣るものの、カラマネロが確実に手に入るという点では初心者にオススメと言えるデッキです。

インテレオン (Inteleon theme deck)

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 剣盾シリーズからようやく登場、インテレオンのテーマデッキです。手札干渉とエネバウンスによる妨害性能の高いインテレオン+アタッカー性能の高い1進化という構成になっており、ゴリランダー・エースバーンと比べると動かしやすいデッキです。タイプ相性面とポケモンキャッチャーが2枚も入っている点でリザードン(ギャロップ)に強いところが評価できますが、雷弱点のためカイリューデッキのボルトロスに壊滅させられるという致命的な弱点があり、このランクに落ち着きました。

グラードン (Towering Height)

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 グラードンとガブリアスがメインのデッキです。ガブリアスは特性で火力を上げられますが、テーマ戦の場合サイドレースをひっくり返すことが難しいので有効に働く場面が少ない印象です。ナゲキが優秀で、生半可なダメージであれば入れ替えてぎゃくぜおいを使い続けるだけで優勢になれるのは評価できる点です。相性的にカイリューに有利かと思いきや、エネ加速手段に乏しいためワンパン合戦になると弾切れして負けます。
 ベンチバリアを備えているため後述のデンリュウやエンペルトに強い=メタのメタという立ち位置なのでこのランクです。

カイオーガ (Unseen Depth)

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 カイオーガといいつつメインはエンペルトです。おもいだす→ダイレクトダイブで育成中のベンチポケモンを狩り取る流れが強力ですが、技の最大火力が130と低めなため、序盤に如何に素早くエンペルトを立てられるかの勝負になります。特性ひきよせのうずのフィオネがいるためギャロップに屈することがほぼないのはとても優秀です。

ライコウ (Storm Caller)

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 デンリュウの特性による麻痺が強力です。逆に言うとデンリュウを立てないとメインのライコウが機能しない(機能したとしても打点が低い)点に注意が必要です。デンリュウで打点調整をしたり、アーゴヨンのターニングポイントをうまく相手のエースポケモンにぶつけることが勝つためには重要です。玄人向けデッキですが、こいつもギャロップにはめっぽう強いのが評価できる点です。

Rank B

ミュウツー (Battle Mind)

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 ミュウツーデッキといいつつメインは溶接工です。ストロングエール+サイコショックによりコイントスに関わらずギャロップをぴったり倒せるため、過去には最高クラスの評価をしていましたが、ポケモンをサーチする手段が皆無であるという致命的な欠陥が見つかり安定性の観点から現在はBランクです。

ゴリランダー (Rillaboom theme deck)

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 HP190という圧巻な数字を持つゴリランダーのデッキです。単体の性能としては最高級ですが、エネ加速手段が1進化のワタシラガの技しかなく、安定性に欠けます。あと相性的に炎に弱いのは残念なのでこのランクです。

エンペルト (Imperial Command)

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 昔のデッキにしては安定感のあるデッキです。エンペルトの打点も、テーマ戦でベンチを絞る相手はほとんどいないため高い火力になります。ギャロップより打点は低いものの同じくコイントスで無敵になれるフローゼルや、打点付き確定眠りが撃てるマナフィ、ユキノオーとリザードンテーマに負けじと運ゲーを仕掛けることができます。Aランクでもいい気がするけど後述するゴルダックにボコボコにされたのがトラウマになったのでB。

カメックス (Torrential Cannon)

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 水タイプのくせに炎デッキに勝てず、代わりに水タイプに強いという変なデッキです。ゴルダックのおよぐ(相手の場に水エネルギーがあれば、ベンチに90ダメージ)がリザードンを対策しようとする水デッキに刺さります。カメックスは折角HPが高いのに技を使うと自分にもダメージが入るという、かなりちぐはぐさを感じる性能です。

ガブリアス (Mach Strike)

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 通称ガブルカ。ガブリアスまで技で進化できるため2進化の中では安定感があり、シロナを使ったターン限定ではあるものの200打点を出せるため優秀です。またテーマ戦ではデカグースが意外と優秀なサブアタッカーになります。ベンチ50打点とあなぬけのひもを備えているためギャロップにも対抗できます。エネルギー加速手段を持たないためワンパン合戦になると厳しいのでこのランク。

ジュカイン (Leaf Charge)

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 火力面では問題ないものの、ジュカインが炎弱点なのが環境的に厳しい。グズマがあるのである程度戦えますが、このランク。

Rank C

 ギャロップに対抗手段をほとんど持たないため、他のデッキを差し置いて採用する理由が薄いデッキ達です。

論外

 実装時期が古すぎてドローサポートが少なく、全く安定しません。

おわりに

まあ、めちゃくちゃに事故れば上のランクのデッキでも普通に下のランクに負けたりするんですがね。

需要があったら上位各デッキの細かい動かし方とか、勝率を高く保つプレイングのコツとかも書こうかなと思うので、読みたいという方がいたら何らかのコメントでお知らせください。




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