Leica IIIfを持って室蘭・地球岬へ
12月になったので室蘭にいってきました。
なぜ今か、と言われると、これ以上寒くなると、外に行きたくなくなるので。
といっても、すでに十分寒いけど。
最寄駅の母恋駅からバスで10分。
そこからさらに徒歩15分。
明らかに公共交通機関で来ることは想定されていなさそうな道を通って、地球岬展望台にたどり着く。
さっそく、カメラを取り出して景色を撮ってみる。
薄々お気づきのとおり、露出があきらかにおかしい。
それもこれも、寒くて早く帰りたくて露出アプリをろくに見ずに撮影したからです。
おまけに青空は出てないし、海も青くないし、100%の絶景とは言い難い微妙なコンディション。
(あと、もっと言うと、展望台の高さが微妙で、周囲の高台とかが絶妙に遮られて「360度大パノラマ!」とはとても言えない景色だったのです)
当然、写真の出来栄えは分かりようがないけど、その時の心理を反映したような陰影のとれない写真になってしましました。
30分も滞在しないで引き返して、かと言っても元の母恋駅に戻っても何もなさそうなので、山道を1時間弱歩くことにして室蘭市街地へ抜けることにする。
しばらく歩いたところで、(少しだけいた)別の観光客が鳴らした「幸福の鐘」の「カーーーン」という乾いた音が聞こえてくる。
で、室蘭駅前の商店街でスナップを撮ってみる。
そりゃ土曜日の昼間の飲み屋街だからかもしれないけど、こちらも地球岬展望台と負けず劣らず人がいない。
これまた露出がうまく行ってないし、寒々しい気分をひきづっているのか、何かピントの乗っていない写真が多い気がする。
枚数だけは、この日1日で36枚撮りフィルムを全部使い切ったけど、どうもうまく撮れた写真が(いつにも増して)少ない。
それでも時々は、気に入った写真が撮れている。
以下2枚はそんな写真。
母恋駅に到着して最初に撮った写真。
ベンチの赤と青と、窓からの光が綺麗に撮れた。
思い返せば、この写真は露出もちゃんと測って絞りとシャッタースピードも合わせた気がする。
こちらは道端で偶然、見つけたお地蔵様。
この頃には、雲がだいぶ晴れて、青空がのぞいていた。
主役のお地蔵様はもとより、背景のボケがいい感じにグルグルしてくれている。
室蘭市街地を見た後は、昼過ぎの電車に乗って、早々に帰宅しました。
結局寒かったけど、でも、これ以上冬が深まったらそもそも来ることはなかっただろうし、ちゃんとした写真も撮れたし、良しとしよう。
やっぱり、カメラをもって旅行するのは楽しいです、はい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?