見出し画像

勉強するときに、ノートなんていらなくね?

勉強にノートなんて必要ない。これが私の見解です。
東大合格生のノートは必ず美しい」という本が出版されたから約15年が経ちました。一方で私はこれまで約30年強の人生の中で、美しいノートを書いたことが一度もありません。いや、ただ才能がなくて、書けなかっただけなのです。きれいなノートを作ることは一つの才能だと思いますが、勉強するにあたって本当に必要なのでしょうか?私見も交えながら議論していきたいと思います!私の勝手な意見ですので、いつも通りエンターテイメント感覚でお楽しみください。

【大前提】ノートは外部メモリにすぎない

何かを見た瞬間に全て覚えられる人がいるとしましょう。その人はきっとノートをとる必要がありません。一方で、我々がノートをとらなければいけない理由はなんでしょうか?それは、時間の経過とともにどんどん忘れてしまうからです。忘れないようにメモしておく。そして、きっとそのメモがいろいろなところに散らばってしまわないように、タイトル付きのノートに書いていくのです。何かを覚えるにあたって、私たちの記憶に入りきらないものを、「外部メモリ」としてノートに肩代わりしてもらっているのです。

【NGその1】教科書の丸写し

まず、教科書を丸写しするもしくはそれに近いようなノートテイキングはほぼ意味がないと思います。というのも、それは教科書に書いてあるからです。勉強する側の人間に求められていることは、頭に入れることであって、美しい教科書を作成することではないのです。「教科書もどき」を作ることは、非常に時間がかかる作業であり、完成すれば達成感があります。つまり、勉強している感は非常にあるのです。一方で、書くということに頭のCPUが使われているため、頭に内容を入れるという観点からは非常に効率が悪いのです。なので、このような勉強法は全くお勧めしませんし、もしやっている方がいれば、なるべく早くやめることをおすすめします。

【NGその2】計算過程をすべて書く

複雑な積分などで、計算過程を全て書いていく人がいます。これも全くお勧めしません。もちろんそれをすれば、確実に問題は解けるのかもしれません。しかし、頭の中だけで計算する力が徐々に衰えてしまいます結論から言うと、計算はなるべく書かない方が良いです。可能な限り頭の中だけで暗算しましょう。もちろん、それで答えを間違えてしまうリスクもあります。しかし、普段の勉強の際には間違えてもいいので、なるべく暗算することで、自分の頭のメモリを鍛えることの方が大切だと思います。私自身、生まれてこの方、筆算というものを書いたことがありません。筆算は頭の中でやってしまうことで、自分のメモリのスペックを強化することができます。

【NGその3】覚えることを全部書く

覚えなければいけないことを全部書くのはナンセンスです。覚えなければいけないことはその場でなるべく覚えましょう書くことで安心してしまい、結局覚えていないということは実は結構あります。外部メモリに頼りすぎると自分で覚える能力がどんどん低下していしまいます。一方でどうしても覚えにくいものもあります。その多くは、「どっちがどっちだったっけ?」的な、ほかの項目と類似していて紛らわしい事項であったり、文字列が似通っていて覚えにくい内容であるケースです。そういった場合には、2つあるいは3つの内容をセットで同時に覚えてしまうのが良いです。そして、区別がつくように頭文字や特徴のある文字で語呂合わせを作ることで記憶を確実なものにしましょう。

まとめ

ノート=外部メモリですから、ノートに過度に頼ってしまうことは、自分自身のメモリの機能低下につながってしまいます。なるべくノートを使わないことで、自身のスペックをどんどん強化していきましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?