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若かりし日の思い出。首を覚悟した日

仕事でミスするってことありますよね、大きな取引先でのポカとか・・・数え上げれば大小併せれば・・・私もご他聞に漏れず色々と失敗をしてきました。

今でも一番痛かったのは、二つありまして、そのうちの一つは一番重要なデータを消してしまうというミスをやらかしたことがあります。苦笑

PCをある程度詳しい方なら、ゴミ箱に入れた削除ファイルは復元ソフトを使えば復元できてしまうことをご存知の方も多いと思います。

機密書類だからと、ゴミ箱に入れて削除したけれど・・・復元ソフトであっさり復元されてといったことはよくあることです。

それを避けるためには、複数回の上書きを行うなどの処理がいるんですけど、そういったミスを26年ほど前にやらかしました。

パソコンのことも殆どわからない時に、間違ってHDDを初期化してしまいました。・・・じつはそこに重要なデータが入っていたのですが、当然初期化したのでう動かなくなりますよね。

焦りましたね、どうしたものかと、電源を入れても「異常終了」の画面で終わってしまう。・・・・一人で悩んでいても始まらず、結局係長に処分は委ねることに。

さすがにこの時ばかりは首を覚悟しました。

良くても、郵便局に逆戻りかな・・・と。

結婚したばかりで、もしかしたら離婚も・・・なんて悪いことばかり考えていました。

しかし、当時の係長が上手く処理してくれてお咎めもなく、データも本省で無事に復旧されてそのままつかえることに。

本当に、感謝しています。

じつは、私が消したデータというのは、近畿のATM等の配備のための基礎資料が含まれており、このデータを元にメインフレームのコンピュータ環境を構築していたので、このデータが破損するとどうにもならなくなるわけです。

復元はどのような経緯で行われたか当時は知る由もなかったのですが、その頃から急激にPCに詳しくなっていったというか、自分なりにロジックを考えるようになりました。

この結果が導かれるのであれば、こうした原因があるのは無いか・・・みたいな。

情報処理を学ばれる方であれば常識でしょうがデータの最初の部分をなんらかなの形で削除してしまえばデータは読まなくなるので、見た目は削除したように見えます、復元ソフトはそのブロックなりに数字の組み合わせをしていくことで復元するわけで、暗号解析ソフトに似たようなものがありますよね。

そうしたことが、この事件をきっかけに理解できるようになったのですが、逆にこの失敗が無ければここまで、PC関連の仕事をするようにはならなかったと思っています。

「人間万事塞翁が馬」、現象をありのままに受け止めるのが良いかと思いますね。

みなさんは、そんな経験はありませんか?


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