皆さまこんばんは、今日は「騙す人と騙される人」というお話をさせていただこうと思います。

いきなり、あれ？と思わせるタイトルで申し訳ありません。

金銭を騙して詐取するのは詐欺であり犯罪ですが、だまし絵のように見ていて楽しいウソは有りだと思っています。

あまり褒められたことではないですが、人に金銭面で騙されたり横取りされたりした経験ありますか・・・褒められた話ではないですけどね。

私は恥ずかしながら、金銭面で騙されたり横取りされたと言うことは多々あって、・・・単にこれを愚か者というんでしょうけど。

お金以外では、私も時々人を騙しています、ごめんなさい。

誤解のないように言えば、写真という手法を使って皆様にだまし絵ならぬ心象写真をアップしているという意味です。(^^♪

写真をされている方はよくご存じだと思うのですが、露出というのは18％グレーと呼ばれる中間色を基準にしてありますので、モノクロ写真で撮影すると黒っぽい色のものは完全に黒潰れせず、また白いものも純白ではなくやはり明るいグレーに表現されてしまいます。

それ故に、カメラで撮影した場合本人の意図する色と違う場合があったりします。

特に最近のデジカメは高性能化が進んでいますので、シーンを選択するだけで見たままに表現できるといったことが可能となりましたが、フィルム時代はそういかないんですね。

それこそ、露出計の示す値を参考にしながら自分で工夫しながら露出を変えていく、でも経験値を積まないと無茶苦茶失敗するんです。(^^♪

そうして、何度も何度も痛い目にあったんです。

カメラは嫌いではないんですけど、失敗するたびにいつも自己嫌悪に陥るんです。

だって、今みたいに嫌なら消したら良いやとならなくて、必ずネガとして残る。

それ故に、一枚一枚をすごく真剣に向き合うんです。

そうして経験値を積んでいくことでやがて失敗も少なくなり、自信も出てきたのでリバーサルの世界に足を踏み入れたんです。

ネガと異なり元々は印刷用に使うフィルムなのでネガと一般に呼ばれるフィルム自体がポジティブな画像が写っています。

一般的にはプロ用のフィルムという位置づけでしたので、リバを使うとなんかすごく写真が上手くなったような錯覚をするんです。笑

だから、露出の失敗とか色合いが一目瞭然なので腕を磨くにはちょうど良かったんです。

ただ、こうしたリバーサルフィルムの特性で全く違った色が出たりする場合もありました。

そして、適正露出とアンダー露出（露出計が示す値よりも暗めに設定すること）の使い分けなどで独特の表現、いわば「だまし絵の世界」を撮影してきました。

最近は、デジカメばかりになりましたが、デジカメにある色温度の設定機能や露出の算出方法などを駆使して面白い写真を撮影するように意識しています。

みなさんも、写真を使って人をいい意味で騙してあげてくださいね。笑

だまし絵の世界 赤外線フィルムにて撮影