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鶏口牛後(鶏口となるも牛後となるなかれ)この言葉を噛みしめて

みなさま、こんばんは。

中国の故事に、鶏口牛後(鶏口となるも牛後となるなかれ)という言葉がありますよね。

大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。

実は私もこのことはとても大切な教えだと考えています。
考えてみれば、公務員をしていた結局は組織の歯車のひとつにしか過ぎないわけです。
そして、あらゆることで守られています。

少なくとも、毎日普通に職場に行っていれば解雇されることは無いでしょう。

やがて、自動的に昇進し、ある程度の役職をもらえて60歳が来たら自動的に役職を剥奪されてそのまま・・・

最後に何が残りますか?

私が、45歳で思い切って郵政を辞めたのはそういったことに対する不安があったからです。
天井が見えている、このまま居座り続けても先が見えているというか、むしろ溺れてしまうかも知れない。

そこで、思い切って辞めたんです。

でも、辞めて気付くのはボールペン1本、紙1枚も自分のお金で買わなくてはいけないという現実です。

大企業のサラリーマンの人なら多分に気付かないと思いますが、ボールペン買うのも、どっかに出張するのも全て自腹なんです。

業務委託などで後で精算してくれる場合もありますが、基本的には立替ですから自腹なんです。

だれも、助けてくれません。

でも、その反面多くの人と出会うことも出来ます。
自分自身で道を切り開いていくだけの、ほんの少しの勇気があれば色々なところに自分から会いに行くこともできます。

上司の顔色などうかがう必要は無いんです。

自分を信じて、自分を売り込んでいけばいいんです。
そうするとどうなるか、どんどん今まで知らなかった人たちと出会えます。
組織の中で安泰としていれば、人と出会うことはありません。

むしろ強風の中に立ち向かっていく勇気があれば、新しい世界も見えてきますし、マーケティングで良く言われるブルーオーシャンも見つけられると思っています。

ブルーオーシャンは、教えてもらうのではなくて自分で見つけるものなんですね。
そして、そのためには多少は痛い目にあうことも覚悟する必要があるのではないでしょうか。

鶏口牛後(鶏口となるも牛後となるなかれ)、私自身改めてこの言葉をかみ締めたいと思います。

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