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そのオービス、ほんとに作動しますか?

「今はこんなとこでも切符切ってるのか」
 
何回かこの言葉を言われたことがある。大体は警察OBが時速40キロ制限の市道でスピード違反取り締まりに捕まった時の言葉だ。こんなときの現役本官の気持ちはもちろん『勘弁してくれよ・・・』となっている。
 
交通違反切符の話を少し。基本的に交通違反の切符を切る時は、警察官が道ばたで取り締まりをするときに設置する移動式オービス、交通課や機動警ら隊の車にある車載スピード計測器?から紙が出る。ちょっといんたあねっとの海では紙が見つけられなかったが、この画像の項目が記載された紙が出る↓


拾い物


 
 
恥ずかしながら交通課に所属したことが無く真偽は定かではないが、この紙が出てしまうとデータベースに記録されてしまうので、スピード違反取り締まりは1回違反者を停めてしまったら何があっても切符を切らなければまずいらしい。と、大沢警部補から聞いた私はそれを信じてスピード違反をゴネられて見逃したことはない。いくら停めたのが警察OBといえども切符を切らなければ自分の首が危ないとなると・・・となる。ということで、スピード違反の時はゴネてもまあ無駄なので大人しく指印を押しましょう。
 
数年前からニュースにはなっているが、近年は国道に設置されてあるオービスが老朽化して製造メーカーも撤退しているそうで撤去が進んでいる。実際10年くらい前から形だけそこにあるものも存在していて、制限速度オーバーで光ったけども通知が来ない類いの話は故障が大半なのではないかと個人的には思っている。軽くインターネットを泳いでみたが2020年に新規設置されたオービスは全国で1つらしい。

警察学校同期の伊藤が40キロオーバーで国道のオービスを光らせた時は普通に通知が来て死ぬほど怒られていたが、彼は今交通課にいると聞いている。その時隣に乗っていた彼女とはデキ婚したと聞いたが去年離婚をキメたそうだ。夜のスピード違反か。田舎の警察官といえどもここでは高給取りの部類が離婚する時代。明日は我が家か。高給取りでも何でも無い山奥の木こり夫婦の身です。誰かお金ください(切実)

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