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『女性の幸福』仕事編

坂東眞理子

引っ越した当初、近所の図書館に行ってみた。正直パッとしない図書館。コロナ禍だった当時は人もほとんどおらず、図書カードをつくることもしなかった。月日経って2023年の年末、江東区の図書館がいいんだよねという話を聞いて、久々行ってみることに。

変わらず。冴えない。冴えない、けどもコロナ真っただ中だった2年前より人はかなり増えている。席はすべて埋まっていて、多くは入試に向けて頑張る受験生、ところどころご年配。

小説だとかビジネス書だとか、自分が関心のある分野の書籍が少ないから、パッとしない印象を受けてしまうんだけど。でもまぁ、新書だとかで気になっていたものを漁るには悪くないかな。
年末年始の休みに読もうかなと新書コーナーを3往復して、迷った挙句借りたのが坂東眞理子さんの『女性の幸福』。女性の品格が有名だった気がするけど、二つを見比べた結果、こっちの方が今の自分にしっくりくる気がした。

女性と男性で差異の少ない会社に勤めていると思う。とはいえ、それでも女性管理職の割合は2割程度だったか、少ないそうだけど。でも給与形態は基本同じ、働き方の形態によっては異なるけど性別によっては異ならない。

女性だから、ではなく働く人としてのマナーやルールは男女共通。女性は結婚するまでしか働かないといった大昔はマナーやルールが性別で違ったのだろうけど、今は一緒。女性の中にもバリバリ働きたい人もいれば、男性の中にも家庭を優先したい人もいるだろうし、性別での勝手な配慮(押しつけ)はいらない。改めて納得する内容がほとんどだったけど、一つ印象的だったのは「お局様の存在」。

もちろん様々な人がいることが前提だけども。女性は比較的、人間関係に敏感で気配りができるし、事務処理が的確、弁が立って表現力があることが長所と言われる。長所は短所にもなりえる。細かいところに気が付くのはよいけど、ディテールにこだわって大局観を見失いがち、欠点が目に付いたら批判せずにいれなくなることも、ある。

うむ。。

事務処理が的確で迅速な能力は、職場で欠くことができない能力ですが、本人が自負するほどには高く評価されない。

うむむむ。。。

確かに。ごもっとも。ピーチくぱーちく細かいことにばかり目くじら立てて、みんなの歩みを止める人を見てきたことは何度もあるし(男性もだけど)。自分自身も細かいことに目がいきがちなタイプだから心当たりないわけじゃない。大きく歩みを進められる人を細かい人がサポートすることで、バランスよく業務が進んでいくんだ、なんて思っていたりしたけど。でも気を付けよう。

大局観か、どうやったらみれるのかな?

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