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文房具アーカイブ#41『三菱鉛筆 ユニ メタルケース』

貰ったらうれしいタイプの文房具。

三菱鉛筆 ユニ メタルケース

写真映えする

商品スペック(三菱鉛筆公式ホームページより)

型番:UL-SM-0.3 HB(0.3mm)/UL-SM-0.5 HB(0.5mm)
限定版:UL-SM-0.5 HB MLネイビー(0.5mmのみ)

初期装填芯径:0.3mm/0.5mm(いずれもHB)
・0.3mmは約25本/0.5mmは約40本入り

定価:1,500円+税(限定版は2,000円+税)

材質:ステンレス

2023年2月22日発売~2023年12月現在発売中(通常盤のみ)

https://www.mpuni.co.jp/products/mechanical_pencils/leads/kaeshin/uni_ulsm/ulsm.html

「芯ケースに1,500円も払えるかよ!」と思う気持ちは十分にあるが、シャープペンシルにこだわるなら芯ケースもこだわったほうがいいよねとちょっとだけ思う。

『ユニ メタルケース』とは

愛着を持てるこだわりのフルメタル製アイテム

https://www.mpuni.co.jp/products/mechanical_pencils/leads/kaeshin/uni_ulsm.html

 シャープペンシルの芯ケースがステンレス素材。まぁそれだけといえばそれだけである。ほぼ同時に『uni  詰替用』というシャープペンシル芯の詰め替え(段ボール素材のパッケージに芯がケース4個分入っている)が発売されたのでいかにも「このメタルケースに入れて使ってね」と言わんばかりの、というかそうなのだがそういう流れなのである。なお、この詰め替え用を雑貨店にあるファンシー文具の芯ケースに入れてもいいし、他メーカーのケースに入れてもいい。

左:「ユニ芯0.7mmB」/右:『ユニ メタルケース』
ちょっとだけメタルケースのほうが小さい

 かつて自分もメーカーのケースからファンシー文具のカワイイケースに芯を入れ替えていた。ただし、プラスチックのケースからプラスチックのケースに入れ替えても結局プラスチックごみが1つ生まれるだけ。それからプラスチックケースは劣化で割れることがあるため、段ボール素材のケースからメタルケースに詰め替えて末永く使い続けることで環境にも配慮できるよねということなのかもしれない。

まあ、それはメタルケースに他メーカーのシャープペンシル芯を入れてもいいってことなんだけどね。

使ってみた感想

スライドしたところが立つので取り出しやすくはあるがパリピ感もある(個人的意見)

 常々気になっていたことがあって、最近リニューアルした三菱鉛筆の「ユニ芯」、ぺんてるの「Pentel Ain芯」はケースがガバッと大きく開くようになった。あきらかに「パーティー開け」である。友達も右手に数えるくらいしかいない陰キャぼっちな自分は一人で寂しく芯を消費しているのだが、急に文房具メーカーがパリピみたいなことを要求してきて辛い。急な裏切り。芯を誰かにシェアすることなんてないだろ!ない……よね?ぺんてるの「Pentel Ain芯」はさておき、『ユニ メタルケース』は詰め替えの存在がある以上開け口も大きく開けておかないと一本一本ケースに詰めることになってしまうので致し方ない。開け方はスライド。非常になめらかだが開きすぎることはない。なめらかすぎて意味もなくスライドしてしまうくらい良い。プラスチックと違って劣化しづらいが学生の荒々しい持ち歩きなどで変形しないのかだけが心配。ひしゃげると開けられなくなるので。

「シャコッ」と小気味いい音が鳴るのでむやみにスライドするほど楽しい

 初期装填芯がHBしかないのがBヘビーユーザーの自分にはいささかキツイところ。あと、何を入れてもいいようにこのケースには芯径と硬度が全く書いていない。なのでこの0.3mmと0.5mmの商品の違いは初期装填の芯径しかなく、ケース自体は同じである。ケースを複数買った場合はどれに何を入れたかがわからないのでシールを貼るなりして対応する必要がある。または限定版の色違いを買うか……。

気になったら使ってみてほしい

 通常版は一旦落ち着いたかもしれないので大きめの文房具店で探すのが吉。クリスマスプレゼントにシャープペンシルとセットで買ってあげると中高生は喜ぶかもしれない。

↓詰め替え用


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